いのちとともに びおとうぷ さなえ
かぜよ とまれ
あおい もり
はるかな やま
ながれる くも
わたしは
すべてをうつしだす
かがみになる
ながれよ とまれ
おや?
この はもんは
こざかなの まい
ひびきわたるのは
かえるの うたごえ
わたしは
いのちを はぐくむ
うみになる
うつくしきものよ
いきとしいけるものよ
このよろこびを
わたしとともに
ねがわくば
えいえんに
わたしとともに
遙かに出羽冨士を臨む水田
この方面を訪れるのは今シーズン4回目になるかな?欲タガリが朝仕事の山菜採りに出掛けた帰り、景色がこれまでの3回からガラッと変わっていることに気付いた。
田んぼに水が張られているのである。その遙か彼方には鳥海山が見える。美しいじゃないの!
山間部を離れて、平野におりる。水田は、更に広がっていました。
森が2つに
風が止むと、巨大な鏡になります。
ここは、既に田植えが済んでいます
かえるの声が聞こえます。水が留まると、生き物たちが動き出すようです。
残雪の山が映えます
ああ、これぞ日本の原風景!嬉しくなってシャッターを押しまくってしまいました。
待てよ。原風景ってことは、これが当たり前だったってことだよね。
季節が来ると、田を掘り起こして、水源から水をひき、そこに稲の苗を植える。これを待っていたかのようにかえるが歌い始め、魚が、昆虫が、活動を始める。
この『当たり前』に感動している自分って何だ?
ちょっとだけ不安を感じながらも、この原風景が当たり前に見られる地域(の傍)に住んでいることに感謝しつつ、『さなえちゃん』の呟きを記しておくことにしました。
この素晴らしい景色が、生き物との共生が、永遠に続きますように。