山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

妄想 カレイ釣り

2021年05月09日 | 日記とレシピ
 ここはY港。マタギの自宅からは、最も近い海釣り場である。しかも、釣れる魚種が非常に多彩なので、一年中飽きることなく楽しめる。
 ただ、10年前の震災で甚大な被害を受けてから、暫く足が遠のいていた。何年かかかって、瓦礫や廃船の処理も終わり、港のかさ上げ工事も終わると、以前のように釣り人たちが休日を楽しむレジャースポットが復活した。


       すごく気持ちのよい港です
 ここで釣れる魚は、本当に多種多様。世界4大漁場(今もそう言うのかなあ)に直結している上に、潮の満ち引きによって淡水と海水とが混ざり合い、餌の豊富な汽水域が形成されていることが要因だと思う。
 こんなポイントでは、仕掛けのチョイスも簡単ではない。夜釣りならアナゴがメインになるから、太めの投げ釣り仕掛けを。マヅメ時には、回遊魚もやってくるからカゴ釣り仕掛けを、みたいに使い分ける。
 いずれにしても大事なのは、餌をケチらないことだと思います。この辺のお魚たち、相当にグルメなので、貧相な餌には見向きもしません。イソメを使うんなら、たっぷりと房掛けです。それから、潮の流れが速いので、平たくて重めの錘が必要です。今回は一応、ドラグフリーにして、仕掛けを流れに任せてみましょう。
 そうこうしているうちに、派手なアタリが来ました。アワセを入れると「あれ?」。重量感はあるんだけど暴れない。アナゴかな?手前まで寄せてくると、幅広い魚体が見えてきました。かなりデカいぞ!これは、ごぼう抜きは無理。足元に用意してあったタモを準備する。魚が寄ってきたら、頭だけ水面から出させて空気を吸わせる。そこにタモを差し出し、ネットイン。
 ヒラメかと思ったけど、口の小さな出目ちゃんです。体表にヌメリがあるので「ナメタガレイ」かな?隣で釣っていた人が寄ってきて、
「これは、煮付けですね。」
だと。調理方法まで指図されてしまった。・・・確かに、今回はそれしか思い浮かばない。きっと、みんな、喜ぶだろうなあ。(ほとんど実話です)

  ≪ナメタガレイの煮付け≫

 下ごしらえ・調理の部
 ・魚体のヌメリはタワシで、ウロコは包丁でこそげ落とします
 ・裏側のエラ下に包丁を入れて、そこからワタを抜き取ります


       準備できました
 ・身を縦に切り分けて


       あとは煮るなり焼くなりどうぞ
 私、夜勤だったので、続きは妻に頼みました


       帰宅すると、調理の真っ最中(飾り包丁入ってますね)
 ・酒みりん各50mlと醤油大さじ2、砂糖大さじ1に、薄切りショウガ一かけと水1カップで煮たそうです

 良い香りです。でも、今夜はもう遅いから、戴くのは明日にしましょう。


       翌日、美味しく戴くことができました

 アリガトネ!