山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

雨後のタケノコ採り

2021年05月24日 | 山菜採り
 このところ、S川、T川と山菜採りを楽しませてもらっている。それなりに収穫もしているのだが、欲タガリとしましては次の山菜が気になって仕方がない。タケノコだ。
 当地では、タケノコと言ったらネマガリタケ。正式な名称は、チシマザサだと思うんだけど、「タケノコ採りに行ぐべ!」と言ったら、みんなこれを思い浮かべるはずだ。孟宗竹を売りにしている地区もあることはあるのだが、はっきり言って、これは山菜ではない(と思う)。山菜のタケノコ = ネマガリタケなのだ。
 で、気に掛かるのが天気の状況。タケノコが顔を出すための絶対条件が気温。タケノコちゃんは、夏日レベルの高温が来ないと出てきてくれない。もう一つが降水。準備が出来たタケノコの芽は、雨水に出逢うと一気に伸びはじめる。
 なかなかこの条件が揃わずにやきもきしていたのだが、ここに来てようやくこの2つの条件が揃った。
 A氏とM氏とに連絡を入れ、タケノコ採りに出かけることにした。
 例によって、日の出時刻に活動開始をめざし、真っ暗闇の中で集合出発する。
 山道に入る。途中で通過する天然池には、モリアオガエルの卵塊が下がっていた。これは、タケノコ採り開始の合図みたいなもので、これが見られるようになったら、谷底のタケノコも伸びはじめるのだ。林道の轍にも雨水がたまっている。この地にも、まとまった降水があったようですね。期待に胸躍らせながらも慎重に谷底に降りる(なんと言っても、まだ怪我人)。


       サワオグルマ?が花盛りに


       雪渓の消え際からはフキノトウの芽吹き
 初春と初夏が入り乱れていますね。


       崖にはウドがいい案配(私はまだダメ お任せ)


       コゴミもまだまだ採れます
 そして、


       タケノコも顔を出し始めましたよ
 いよいよ晩春の山菜シーズンに突入したようです。約3時間の山遊びで、リュックがかなり重たくなりました。

 「いやあ、山菜のデパートだずねえ!」
「んだず。何でも出てる。」
「ほれ、見でみろ、このウド。太くて白くて、1本100円はすっべな。」
「タケノコも最高級だず。これなんか、7~8本で1000円だからねえ。」

・・・欲タガリの下世話な会話は、はずむ。でも、忘れないのは山の神様への感謝。

 ありがとうございました。今回の収穫物も美味しくいただきます。次もよろしくお願いいたします。