山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

採ったつもりで山菜料理

2021年05月01日 | 山菜料理
 今回眺めに行ったのは、山形県内陸西部の山の麓。


       ここまで来ると月山が大きく見える(今回見えたのは裾野だけ)
 海抜は、前回のタラの芽採り場よりも300m余り低いが、季節の進み具合は、ほぼ同じぐらいかな。ここでも、タラの芽が出始めでした。同じ山形県でも、海沿いか内陸かによって気候は違ってくるし、その内陸の中でも、東西南北それぞれに気候が違います。この西部は、マタギの採り場にあたるんだけど、豪雪地帯のため春は遅めです。
 そのことは置いておいて、次だ。せっかくワラビの芽吹きというか発芽を見ることが出来たのだから、この際、『妄想山菜採り』をよりリアルなものに仕上げましょう。

  ≪採ってきたつもりで塩漬けワラビのアク抜き≫

 山菜採りに出掛けられなくなったことを嘆いていたが、実は、山菜の保存食自体はかなり沢山ある。今シーズンは、この保存食を活かす楽しみを広げましょう。前回も書いたけど、『失敗』は、進歩の『チャンス』なのだ。今シーズンのテーマ決定。『保存してあった山菜の上手な戻し方・活かし方』です。

 下ごしらえの部
 ・桶から食べる分だけの塩漬けワラビを取り出します


       結構太いんです
 ・水で洗っておきます


       こんな感じ
 ※500gありました

 で、この太さのせいだかよく分からないんだけど、前回戻したときは、丁寧に作業したはずなのにえぐみが残ったんですよ。
 そこで、今回は、普通使わない重曹を加えて塩抜きすることにしてみました。

 ここで、問題発生!「せっかく時間があるから、しっかり量ってみるか。」と思って調べてみたら、重曹の体積と重さの食い違いに気付いた。


       小さじ1杯:3gと書いてあるのに
 小さじ1杯の重さを量ってみたら7gあった。・・・まあ、あんまり厳密でなくても良いよと言うことなんだろうけど、今回は重さ優先で真面目に3gを量りとってみました。


       当然、小さじ半分以下です
 さあ、調理再開。
 ・沸騰したお湯にワラビを入れて、『生』のアク抜きみたいに重曹を回しかけ
 ・火を止めて
 ・全体を裏返して


       ここに蓋をします
 ・蓋をしてしっかり冷めるまで待ちます
 ・完全に冷めたら何度か水を取り換えてもう一晩。

 試食してみると、今回は、しっかりとアクも抜けたみたいです。
 ・水2ℓにワラビ500gに重曹3gで決定です


 今回は、一部を『胡麻ラー油漬け』にしてみました。ゴマ油とラー油と醤油に漬けるだけ。簡単で美味しいです。
 
 「収穫の喜び」は、これまでのの体験を思い出し、回復後の活動を夢見ながら。あとは写真と料理でリアリティーを増幅させて遊びます。これ、結構というか、かなり楽しいかもしれない。

 こんなことして遊んでいるうちに回復しないかなあ。