マタギ家の三が日の食卓は、年末から用意してきたお節料理とお餅で彩られる。そこで必ず使われるのがゼンマイ。これは、我が家のお雑煮には欠かせない山菜である。
で、もう少し山菜の出番を増やせないかと考えて妻に提案してみた。
「ムキタケの佃煮って美味しそうだと思わない?」
「ダメ。勿体ない。」
ということで却下。
それではということで再提案。
「赤コゴミ料理も合うと思うんだよなあ。」
「賛成。美味しそうね。」
赤コゴミは、非常に美味しい山菜である。それだけで料理する価値が高い。そして、何と言っても在庫が大量にあるから、惜しむ必要がない。保存してある乾燥赤コゴミのうちで、令和元年5月に収穫したものの一部を戻して戴くことにしました。作るのは、≪赤コゴミの煮物≫。早速行ってみましょう。
下ごしらえの部
・乾燥した赤コゴミを水に浸しておきます
・水に馴染んだら加熱して沸騰させます
・すぐに火を止めて蓋をして、冷めるまで待ちます
・水を入れ替えると
しっかりと元に戻ります(フキが戻らなかったのが不思議)
・今回食べる分(400gぐらい)を5センチ幅に切ります
・糸コン・ニンジンは軽く茹でて、油揚げは油抜き
・使う調味料は、酒醤油みりん各大匙4に顆粒だし適量、水2カップほどを入れます
調理の部
・フライパンにサラダ油を敷いて、全体を加熱。油を絡ませます
・赤コゴミは柔らかめだったので最後に加えました
・すべての調味料を入れて、強火で煮詰めます
・水分が少なくなってきたら火を弱めて
・あらかたの水分が飛んだら出来上がり
これが美味しいんですよ。
3が日だけでは食べ切れませんが、全然問題なし。毎日食べても口飽きしないし、おかずとしても、つまみとしても一級品です。
赤コゴミちゃん、今年もよろしくね。