日頃、台所仕事をしていてストレスを感じることは多々あります。多分、その殆どが、自分のイメージしていた通りに調理が進まなかったとき。切るとき、加熱するとき、調味するとき・・・。うまくいったときには、大きな喜びだけど、その逆になることも多々あります。その都度一喜一憂しながら、調理を楽しんでいます。
そんでですな、マタギの場合一番ストレスがかかるのが『切るとき』。自分の思い描いたとおりに、素材がスイっと切れたときはこの上ない快感。そうなるように、日ごろから包丁の手入れは怠らないようにしています。それなのに、時々発生するんですね、事件が。
イカを切り分けたと思ったら、つながっていた、みたいなやつ。野菜のネギなんかでもありますね。調子よく小口切りをしたはずなのに・・・。盛り付けようと思ったら悲しい事態になっていることに気づいた、なんてことがしょっちゅう起こるんです。
なんでなんだ!
よく考えてみたんだけど、これは、包丁のせいじゃないですね。
犯人は、まな板だ!!
スイッスイッと切れてるはずなのに、接地面(?)だけが切れずに残る。これは、下に凸凹があるせいだ。
このことに気づいたのが数年前。しかし、どうしたらいいのか、まじめに考えようとせずに放置してきた。で、まな板の隅っこの方の、あまり使っていないところだと凸凹が少ないからと誤魔化しながら使ってきていたんです。
それが、昨日、ふと閃いたんです。
カンナかけりゃいいじゃん!
そうだよ、確かあったはずだよ。物置の奥に放置してあったはずだ。潜り込んで探してみると、ありました。
これよこれ!
電動カンナです。何のために買ったのか忘れてしまったけれど、今こそ出番ですよ。相手はこちら様、
分かるかな?この凸凹感
改めて見直してみると、かなり苦労をかけてきたことが分かります。善は急げだ。早速やってみましょう。・・・待て。仕上げも必要になるな。近所のホームセンターに行ってサンドペーパーを購入してから、作業開始。
外に出てジャンジャン削ります
刃の高さを徐々に低くしながら凸凹を消していきます。削る度に綺麗になっていくのが嬉しい。そろそろいいかな?
第二部はサンドペーパー
かなりいい加減なんだけど、120番⇒240番⇒320番と、徐々にきめ細かくしていきました。
さあ、どうかな?
試し切り ストレスなし
使い初め 超気持ちいい!
「新しく買ってきたのかと思った。」
と言われてしまいました。満足。
やっぱり、普段からお世話になっている道具も、頼りっぱなしにならないように、こちらからも世話をしなければいけないんだね。勉強になりました。
まな板君、これからもよろしくお願いいたします。