山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

春の渓谷散歩

2023年05月08日 | 山菜採り

 

 前回、S川を訪れた結果、史上最速レベルで季節が進行していることが分かった。次に訪ねるとしたら5日後。お向かいのM氏に予定を打診してみると、

「OK! でも、こんなに早くて、何か採れんのかよ。」

との返事。

「多分、タラノメとコシアブラは採れると思う。それから、ウドと、うまくいけばタケノコも出始めるかもしれない。」

そう答えておいたんだけど、本当にこんなに早く採れるのかなという思いもある。山の神様が、どんな答えを用意してくれているか、楽しみでワクワクだ。

 そうして当日。雲一つない晴天の下、いつもの採り場に向かう。山に近づくにつれて、車の温度計は下がっていき、終点では3℃と表示されていた。ここまで季節が進んでも、夜明けの寒さは尋常ではない。遅霜の被害が出ないことを祈りたい。

 身支度を整えて谷底に降りる。

       まだ雪渓は残っているけど

       フキノトウの茎は食べ頃

       前回は、つぼみだったコシアブラも伸びてきました

       ウドも次々と顔を出し始めました

 ふと顔を上げると、

       崖の上部に朝日が

 まだ5時半なんですけど、もう日が昇り始めたんですね。

       白いエンゴサクかな?

       花も増えてきたようです

       ここもコゴミ畑です

 コゴミはM氏に任せる。そして、

       ネマガリタケです

 ついに出始めましたね。20本ほどでしたが、喜んでいただきました。

 頭上には、

       何と神々しい山の恵み

 タラノメは、相棒に任せて、マタギは、こちらに専念します。

       このお方も実は、初物になります

       食べ頃に育ったコシアブラ(ピンぼけ御免)

 ちょうどいいタイミングだったようです。結構たっぷりといただきました。

       ムラサキヤシオも咲き出しています

       まだ雪渓に覆われた林道を引き返します

「いやあ、満足した!」

「いろいろなやつが出始まってだなあ。」

「雪の消えたところから、次々出てくるみだいだな。」

「うん。今年みたいな(雪消えの早い)年は、一気にいろいろ出そうだ。」

「次は何が採れるか、楽しみだな。」

足取り軽く帰路に着く二人でした。

 山の神様、本日もありがとうございました。



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