前回、S川を訪れた結果、史上最速レベルで季節が進行していることが分かった。次に訪ねるとしたら5日後。お向かいのM氏に予定を打診してみると、
「OK! でも、こんなに早くて、何か採れんのかよ。」
との返事。
「多分、タラノメとコシアブラは採れると思う。それから、ウドと、うまくいけばタケノコも出始めるかもしれない。」
そう答えておいたんだけど、本当にこんなに早く採れるのかなという思いもある。山の神様が、どんな答えを用意してくれているか、楽しみでワクワクだ。
そうして当日。雲一つない晴天の下、いつもの採り場に向かう。山に近づくにつれて、車の温度計は下がっていき、終点では3℃と表示されていた。ここまで季節が進んでも、夜明けの寒さは尋常ではない。遅霜の被害が出ないことを祈りたい。
身支度を整えて谷底に降りる。
まだ雪渓は残っているけど
フキノトウの茎は食べ頃
前回は、つぼみだったコシアブラも伸びてきました
ウドも次々と顔を出し始めました
ふと顔を上げると、
崖の上部に朝日が
まだ5時半なんですけど、もう日が昇り始めたんですね。
白いエンゴサクかな?
花も増えてきたようです
ここもコゴミ畑です
コゴミはM氏に任せる。そして、
ネマガリタケです
ついに出始めましたね。20本ほどでしたが、喜んでいただきました。
頭上には、
何と神々しい山の恵み
タラノメは、相棒に任せて、マタギは、こちらに専念します。
このお方も実は、初物になります
食べ頃に育ったコシアブラ(ピンぼけ御免)
ちょうどいいタイミングだったようです。結構たっぷりといただきました。
ムラサキヤシオも咲き出しています
まだ雪渓に覆われた林道を引き返します
「いやあ、満足した!」
「いろいろなやつが出始まってだなあ。」
「雪の消えたところから、次々出てくるみだいだな。」
「うん。今年みたいな(雪消えの早い)年は、一気にいろいろ出そうだ。」
「次は何が採れるか、楽しみだな。」
足取り軽く帰路に着く二人でした。
山の神様、本日もありがとうございました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます