山の山菜が、春から初夏バージョンに移りつつある中、我が職場も初夏バージョンに移行してきた。
大変嬉しいことにクールビズの開始である。
正直なところ、ネクタイというものは、煩わしい、首を絞める、邪魔になる・・・、いいところのない無駄なファッションだと思っている。
そこから解放されるだけでも相当に嬉しい。
これに加えて、職場の竹林が最盛期を迎えたようだ。
ちょっと見ないうちに
随分伸びてしまった
これは、収穫しないわけにはいかないでしょう。
2枚目の画像のタケノコは、伸び過ぎのように思うので手を出しませんでしたが、1枚目レベルのタケノコは、林のいたるところから顔を出しています。
例によって昼休みに掘ったら、またまたすごい量になってしまった。
これまた例によって、職場の皆さんに美味しさをお裾分けして味わってもらうことにした。
前回分けたときも、それぞれ楽しんでくれたようなので、迷惑にはならないんじゃないかな。
この時、同僚のAさんが、
「今回は、庄内風の孟宗汁にしてみようかしら。あれ、美味しいのよね。」
と、のたまわった。
へええ、庄内風?
もしかしたら、過去に食べたことがあるのかもしれないが、恥ずかしいことに認識がなかった。
帰宅して調べてみると、確かに、農水省の『うちの郷土料理』に載っていた。
材料の組み合わせが、普通の味噌汁よりもかなり贅沢で旨そうだ。
ただ、味噌と酒粕で味を整えるらしく、その辺は我が家の食卓にはマッチしない。
じゃあ、いいとこ取りで作ってみますか。
アク抜きをした翌日、調理してみることにしました。
その前にやっておきたいこともあったので、一通り記録を残しておくことにします。
まず穂先の部分を中心に孟宗汁用を確保
画像右側の根元の部分は、先日紹介した、
忍法千切りの術でスライスし
2回分に分けたら、だし汁に漬けて
冷凍庫へ
これも楽しみです。
ヒメカワは、1cm幅ぐらいに切って
中華出汁とごま油風味で煮詰めて
メンマに仕上げました
さあ、残るは、本日のメインイベントです。
と言っても簡単です。
・タケノコに加えて厚揚げ1枚を油抜きして角切り
・シイタケ2本を薄切り
・豚コマ200gでいってみます
・タケノコシイタケと豚コマを1200mlのお湯で茹でます
※アクが出るので、丁寧に掬い取って
・厚揚げも加えたら、酒大さじ2で臭み抜き
・味噌と顆粒出汁を適量加えて溶かし切り、塩で味を整えてみました
はい、出来上がりです
食べてみると、中心になる4つの具材が、それぞれ個性的なのに、椀の中で絡まりあって心地よいハーモニーを奏でている感じ。
うん、これは旨い!
確かに、ここに酒粕が加われば、よりまろやかに深い味わいになるのだろうけれど、我が家では、これで十分ですね。
きっかけをくれたAさんを始め、レシピを紹介してくださった方々、それに、いつも素晴らしい食材を提供してくれる里山の神様に感謝です。
ご馳走様でした!
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