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山から帰ると、まず台所へ。
マタギが山に出かけた日、台所には、必ず新聞紙が広げられている。欲タガリが山に行けば、何らかの収穫物がついてくるのだから、これは、妻の条件反射みたいなものである。台所の掃除をする妻からすれば、マタギが持ってくる得体のしれない獲物を床に直接広げられたら迷惑この上ないことだよね。申し訳ないという気持ちをいだきつつ、ありがたく利用させていただきます。
さて、台所に広げられた新聞紙に上がったのは、一袋だけ。
ミズコブです
これを食用部分と葉っぱとに分けていきます。今回は、妻も参戦してくれたので作業が非常に早かった。
「切れてるわね。」
というのは、茎と実のこと。
完熟すると実が切れ落ちる
モミジや松の種と似ているのだが、ミズコブも葉を付けたまま茎から外れ落ちる。
風や水の流れに乗って、少しでも広い範囲に子孫を残すための工夫なのかもしれない。
こうなると、春から始まったミズの収穫も最終段階だ。これは、長く続いた新芽から戴く山菜採りの終わりと言うこともできる。本日は、心して戴きましょう。
相変わらず愛らしいチョコレート色
3分間茹でて、一旦冷ましたら
袋に出汁醤油と一緒に密封して半日
はい、一丁上がり!
夕食の食卓に上がります
やっぱり美味しい!
今回は、
「まずは、いつもの醤油漬けよね。」
という妻のリクエストに応えて、全てが醤油漬けです。詳しい理由は後日。
さあ、次です。
ワサビを摺り下ろします
1本分摺り下ろしたら
二丁目上がり!
今回は、ご飯に乗せない予定なので、これで十分です。理由は後日。
今回は、冷ややっこに乗せて
醤油、または、出汁醤油で戴きます。鰹節もかけようかと思ったんだけど、これで十分美味しかったので、今回はパス。今後、機会があったら試してみたいと思います。
そういうことで、今回の山業では、キノコは採れなかったけれど、大変美味しい食材に恵まれたという感じ。
山の神様、いい空気、いい汗とともに、こんな素敵なご褒美を、ありがとうございました。
またよろしくお願いいたします。
さて、実は、今回の収穫に絡んで、もう一品作ることになったんですけれど、この件につきましては、明日、まとめたいと思います。
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