冬の煮物で温まろう

　キノコ採りシーズンが終わって１週間あまりが過ぎた。冷蔵庫に保管していた即戦力と常備菜のキノコ達も底をついてしまった。こうなると保存食の山菜やキノコの出番になるわけだが、まずは、常備菜のバリエーションがほしいところ。
　現在残っているのが、漬け物以外ほとんどない。やっぱり佃煮とか煮物みたいなものが複数あった方が食卓が豊かになるし、キノコ以外のものも欲しい。となると、山菜以外にもう一品作らなければ。

　ポクポクポクポク　チ～ン
　　≪ニンジンと大根の甘辛煮≫

　実のところ、塩漬けにしてあった山菜の塩抜きを開始したのだが、なんだかんだで、多分２日はかかる。冷凍キノコも、一部戻し始めているのだが、これは椀物に使った方が素材を生かせそうだ。だとすると、野菜。特に、大量にある大根を生かした常備菜と考えたのだ。それから、これからの寒い時期に芯から温まるような料理がほしいなという思いもある。

　下ごしらえの部
　・大根１／２本を食べやすい大きさに短冊切り。
　・ニンジン１本分は太めの千切り
　・竹輪２本を細めに切っておく

　調理の部
　・野菜類をだし汁１カップで蒸し煮にする


　　これを


　　蓋して５分ほど
　※いつもだと炒めるんだけど大根の短冊が大きかったので蒸し煮にしてみました
　・ここに竹輪と、鰹節１パック、醤油とみりん各大さじ３に、砂糖大さじ２を加えて煮詰めていきます

まだまだ煮ましょう（中火）

そろそろ完了

　・煮詰まってきたら、香り付けにゴマ油を少々回しかけます
　※今回は、更に南蛮だれを加えて辛みを出してみました

仕上がりはこんな感じ

　今回は、前半でだし汁を加えたため、煮物になりました。調味料の組み合わせも、いつもより甘めで辛めです。寒くなっていく時期にあわせて工夫したつもりですが、みんな喜んでくれるかな？

　朝の出勤時になると、車の窓に張り付いた氷を削り落とす北国の日常が始まりました。こんな時期にこそ、身体を内から温めて、笑顔で寒さを乗り越える暮らしを送りたいものです。