山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

マイタケ料理Ⅲ(美味しく仕上げてシロちゃんも満足?)

2019年09月28日 | キノコ料理
 3日前に大当たりしたマイタケ達。そのあらかたは、配ったり、冷凍・乾燥保存になったり、調理されたりで、嫁ぎ先はほぼ決まり。
 本日は、生のまま残っているマイタケ料理の最終回。
 レシピは、天ぷらに決まっている。なんて、偉そうに言うが、実は自信なし。

今回の主役 シロちゃん

 だって、天ぷらってものすごく難しい料理方法ですよね。
 素材によって、衣の配分も変わる。温度設定も変わる。当然、揚げ時間も変わる。
 今回用意したのは、シロマイタケ(愛称シロちゃん)。前回記したように、取り扱いがデリケートな『深窓の令嬢』である。
 干せば、縮んで強度も増すんですけど、それはしません。だって、天ぷらならば、衣に潜らせる前に、薄く小麦粉をまとわせるのが鉄則。そのためには、湿り気が必要なのだから。何よりも、揚げたあとのホクホク感は、水分がなければ成立しません。

 私の場合、以下のようなことに気を遣いながら天ぷらを揚げています。
≪天ぷらの留意点≫
素材の部

   ・マイタケを一口では食べきれないぐらいの大きさに切り分ける
   ・大きい分だけ形は複雑 汚れとりには細心の注意を払う
   ・小麦粉をサラッとまぶして待機
衣の部

   ・冷水半カップ
   ・小麦粉(大さじ5)と片栗粉(大さじ1)をブレンド
   ※揚げる直前に、ふるいにかけて、サラッと混ぜる
揚げ方の部
   ・コンロを160℃に設定する
   ・衣に潜らせた素材を次々に投入
   ※あまり入れすぎると温度が下がって良くないらしい
   ・浮いてきて泡が小さくなってきたら裏返して取り出す
   ・油を切って出来上がり

 あんまり詳しく書いても面倒なので、この辺で止めておきます。いろんな方々の受け売りでやってます。

 
揚げ上がったばかりの天ぷら

 出来た天ぷらのかけらを妻がつまみ食い。
「すごく美味しい!」
この感想に胸をなで下ろす。とにかく、天ぷらは難しいし、自信がないから。
 それよりも何よりも嬉しいのは、シロちゃんが美味しく仕上がったこと。ボロボロにならなくて良かったあ!!これで成仏?じゃあなくて、満足してくれるんじゃないかな。

 「採れて嬉しい」から「食べて嬉しい」の喜びに辿り着くのが、狩猟者思考の王道だろう。
 ただ、その陰に、「命を無駄にしなくて良かった」という喜びがあることを忘れてはいけないと思うシロちゃんとのつきあいだった。
 

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