山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ダイコンっぱ料理(お陰様をお互いに)

2019年09月29日 | 日記とレシピ
 好天に恵まれた土日だった。しかし、残念ながら、私にはボランティアの活動予定が入っていたので遊びに行くことは出来なかった。
 マイタケの成長が非常に気になるのだが仕方がない。月をまたいで10月2日までは身動きが取れないので、それまでは、まな板の鯉に甘んじます。運を天に任せましょう。

ありがたいお裾分け(ちょっと多すぎますけど)

 ボランティア2日目の本日の作業は、結構早めに終了して、14時前には帰宅。
 若い頃は、このぐらいの時間でも、高速道路を使って山奥に瞬間移動して山菜採りをしていたのだが、さすがに、そこまでやるパワーはない。
 家に帰って代わりにやるのは、インターネットの記事検索。本日最大の記事は、終わってしまった『なつぞら』(特に「おんじ」)への書評やツイート。読みながら、共感してウルウルしてしまう。
 そこに、玄関のチャイムが鳴る。「こっちは涙顔なんだから、誰か出てよね。」と思うようなときに誰もいない。仕方なく玄関に行くと、向かいの住人。
「いやあ!この前のマイタケ、うめえっけやあ!!」
と言いながら、大きなビニル袋を2つ差し出す。見れば、大量のダイコンっぱとハクサイっぱである。
「今日、間引いたのよ。協力してくれ。」
 そうか、マイタケのお礼を兼ねてるのね。
 恐縮しながら受け取って、来月のキノコ採り同行を確認し合う。彼も、ホリデイマタギの仲間なのだ。但し、マイタケとか湯殿山のタケノコみたいな厳しいやつには同行しませんけどね。

とりあえず、このぐらいは行けるかな?

 さて、葉っぱは瑞々しくて美味しそうだけれど、量が半端でない。これを、うちの奥さん(多分、この世の中の殆ど全ての奥様方も)が見たら機嫌を悪くするのは目に見えている。
 さあ、どんどん調理してしまいましょう、奥様の目にとまる前に。とにかく、量が減らせて日持ちがする奴。…炒め煮かな。ダイコンっぱの半分ぐらいを洗って調理開始。

≪ダイコンっぱの炒め煮≫

  下ごしらえの部
   ・葉っぱをよく洗う(特に、茎の根元は丁寧に)
   ・細かく切り刻んでいくが、茎の固さが変わる = 手ごたえが小さくなる
 ポイントがあるので、固い方と柔らかい(葉先の)方とを分けておく。
   ・肉や魚介を細切れにしてスタンバイ
   (今回は、竹輪とソーセージを計150g程度)

  調味料の部(大根の葉350gに対してです) 
   ・炒め煮王道の比率: 酒、みりん、醤油(各大さじ1)
   ・隠し味的に   : オイスターソース(小さじ1)、ごま油(小さじ1)、
              顆粒だし(若干)
   ・仕上げに    : 白ごま(適量)

  調理の部
   ・まず、肉系を炒めて、しっかりと香りを出す。
   ・刻んだ葉っぱのうち、固い方(茎側)も入れて炒める。
   ・熱が通ってきたら、柔らかい方(葉側)も入れて、フライパンに蓋をする。
   ・葉が急激に縮むので、それを見計らって、ごま油と白ごま以外の
    調味料を入れる。
   ・水分を飛ばしながら和えていく。
   ・水気が見えなくなってきたらごま油を入れ、全体に回ったら、
    白ごまも和えて火を止める。

 いつも通り、不正確なレシピですが、私の作り方はこんなものです。
 ただ、この手のレシピで気をつけたいのが、途中の味見。だんだんと煮詰まっていく = 味が濃くなっていく料理なので、途中で味見して薄味と感じても、最後には別物(界王拳とかフリーザの変身後みたいなもの)に変わってしまうということを念頭に置く。基本的には薄めの味で前半戦を折り返さないと、後半で不健康な怪物に変身してしまう心配があるのだ。途中での調味料の追加は、極力慎重に行うようにしている。

けっこう美味しく出来ました ほっ

 家族に味見をしてもらうと、突貫工事だった割に評価は上々。よかった。せっかくの好意を無駄にせずにすみそうだ。
 いろいろな意味のよかったが混じり合ってできた料理なのだが、その中でも大切にしたいのが、『お陰様』と『お互い様』。感謝の気持ちを、お互いに持ちつつ、届け、受け取りあいながら、つきあいを続けていきたいものですね。 
     

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