昨日、ワラビをたっぷり採ってきたのに、今朝も山菜採りに出かける。
こちらは、以前から予約の入っていた山菜採り。M氏と一緒だ。
ただ、行き先がS川。
「S川よさらば!」みたいなことを語った舌の根も乾かぬうちに、また出かけることにしたのには、それなりの訳がある。
一つ目が、S川上流部の右岸の様子が気になっていたこと。
この方面には何度も出向いているのだが、右岸側の山菜の出が悪い。
理由を考え、調べた結果、北斜面だからという結論に達した。
日当たりが悪ければ温度が上がらず、雪消えも遅れるから山菜の発生が遅れるのは仕方がないこと。
しかし、竹林そのものは立派なんですよ。
だったら左岸よりは遅れても、いいタケノコが芽吹くはずだ。
そのことを確かめたかったんです。
そして、もう一つが、まだ、ミズを全く採っていなかったこと。
夏の山菜の代表と言ってよいミズ(ウワバミソウ)なんだけど、タケノコシーズンになると、どうしても「この次でいいや」という気持ちになってしまうんです。
だって、タケノコは待ってくれないけれど、ミズは1か月でも2か月でもマタギたちを待っていてくれるんだもの。
ま、言い訳はさておいて、新鮮なミズを採りたくなった。そして、食べたくなったってことです。
20日ぶりに入ってみたS川上流部は、
意外と藪が茂っていなかった。沢の水量も減っていない
斜面の雪は、ほぼなくなって、緑に包まれてます
雪が消えると新たな発生も。勿論、いただきます
この川は、上流でも下流でも高品質のウドが採れます。
タケノコは、
このぐらいなら上等!
さすがに伸び加減のものが多いけど、十分に美味しいはずです。
右岸を中心に探りながら下っていくと、いつしか前回の終了地点である『三段のタケノコ畑』に着いてしまった。
ここでは、結構丁寧に探ってみたけれど、収穫は僅か。
「今年は、今度こそこれで終わりだな。」
「うん。また来年ということだ。」
引き返すことにする。
タケノコを諦めると、ようやく他の山菜に心が傾き始める。
ミズは、その名の通り瑞々しい状態
もう花を咲かせているものも少なくない
群生しているし、丈が長いので、すぐにハケゴが溢れるのでリュックに移す
必要分を採ったら、
フキも欲しい分だけ戴く
我が家では、塩漬けスペースがなくなったので、今週食べる分だけ戴きました。
間もなく、
渓底まで日差しが降り始めた
「下流が真東。と言うことは、やっぱり右岸が北(向き)斜面だ。」
「山菜も、ちゃんと太陽の言うこと聞いて出てくるもんなんだな。」
太陽の力が改めて実感できた感じ。
それにしても、
なんという眩しさ
なんという鮮やかさ
真夏の訪れを前にした爽やかな初夏の日差しに心癒されながら、入渓地点に向かう。
山の神様、また来てしまったのに、嫌な顔もせず、嬉しいお土産をありがとうございました。
今度こそ、また来年まで、さようなら。
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