山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

タケノコ記念日

2023年05月25日 | 山菜料理

 「タケノコが美味しい。」と君が言ったから、今日は私のタケノコ記念日

 はっはっは!

 笑いが止まらんのだよ!!

       これから下ごしらえを始める収穫物

 読みが当たって大漁!全員が満足できたタケノコ採りだったんだから、言うことなし。ただ、ここからひと山を越えなければならない。当然のことながら、これを一気に食べ切ることは不可能。とすれば、誰かに届けて食べてもらうか、保存するかということになる。

 いずれにしても、生のままだと、刻一刻と固くなってしまうんですよ。だからマタギは、即日食べる分以外は、茹でてから保存しています。

       茹でて、冷まして、包んでの繰り返し

 『月山筍(ネマガリタケ)はアクがない』と言われるんだけど、『ない』のではなく、『少ない』だけです。焼きタケノコは別としても、(硬化してしまうことを避けるためにも)アク抜きはやっておいた方が良いと考えています。

 鍋に入る量は限られているので、何回かに分けてアク抜きをしていくと、

       ここまで辿り着きました

 奥の新聞紙が、1回ずつの食事に使う分を分けたもの。手前左が今夜の焼きタケノコ用。右がタケノコご飯用になる予定。

 さて、ランチだ。妻は買い出しに出ているから帰宅前に準備を済ませておきたいですね、もちろん、山菜料理の。山からの帰宅後、冷蔵庫を眺めた時に、生蕎麦が目に入っていたので心は決まっています。

   ≪タケノコ蕎麦≫です

 実は、先日、我が家に出入りしている八百屋さんから、

「これ、ける(あげる)。」

と言われてもらった鶏肉があるんですよ。・・・このお方、大変正直で、賞味期限が危うくなってきたりすると、思い切りよく、このような行動に出るんです。もっと言うと、その最終処分場がマタギ家になっているみたい。

 この一部を蕎麦の出汁に使って、残りを今夜のタケノコご飯に使えば、美味しいランチとディナーになること間違いなしです。では、始めましょう。

 下ごしらえ・調理の部

 ・採ってきたタケノコのうち、短めのものを選んで、皮を剥いていきます

 ※根元が固そうなら切り落とします

       そのまま食べても超美味しいです

 ・薄切りにした鶏肉で出汁を取ります。「かけつゆ」の割合(我が家の出汁醤油は1:3)で味の濃さを調整して煮ます

 ・アクを掬い取ってからタケノコを入れてひと煮たち

       ここまでやっておくと大丈夫

 妻と娘が買い物から帰ってきたから、調理を再開。

 ・たっぷりのお湯で茹でて、冷水で締めて、再度湯がいた麺に、山菜汁をかけて出来上がり

       揚げ玉も乗せてみました

 今回は、解説抜き。

 カリッ、コリッ、ムニュッ、ジュルルル・・・。 ハアアアッ!

 たまらんっす!絶品でした。

 夜には、

       これですよ、これ!ああ、美しい翡翠色!

 お昼のときに残しておいた鶏もも肉を使って、タケノコご飯に。

       本日のディナー

 これが、やっぱり堪らん!

 昼も夜も、タケノコの美味しさを堪能させていただきました。

 山の恵みに、感謝しかありません。

 

 「タケノコが美味しい。」と君が言ったから、今日は私のタケノコ記念日



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