もしかしたら、今シーズン最後になるかもしれないキノコ採り。
例によって朝の5時に待ち合わせて出発。
しかし、キノコ採り場は真っ暗闇。
調べてみたら、日の出の時刻が毎日1分ずつ遅くなっている。
まあ、仕方あるまい。ちょっと、峠まで行って景色を眺めてみた。
トワイライトの奥羽山脈
ああ、凛として引き締まる空気。今年も色々なドラマがあったけれど、無事にここまでこれたことに感謝あるのみですな。
さて、そろそろ森の中のキノコたちも見えるぐらいに明るくなる頃。行ってみますか。
向かうのは、前回ナメコを見置きしてきた立木と倒木だ。
1本目。
まだツブですね
「意外と大きくなっていないね。マタギ、採っていったら?」
A氏からの誘いに乗って大きめのツブだけ戴くことにする。
本来であれば、あと数日成長を待って、食べ頃になったものを採るのだが、最初の1本目には、どうしても手が出てしまうのだ。
そうして、次の木に向かう。
この木は、去年はナメコタワー状態で、
こんな感じだったのだが
今年は、倒れてしまっていたものだ。
でも、覗き込んでみると、
凄いっス
下の方までびっしり
「俺は下の方から採るから、マタギは上から採って。」
「OK!」
この木だけで満足です
たっぷり採らせていただきました。
不思議なもので、前回見た時から5日目なんですが、最初の木は、殆ど成長しておらず、この木はいい塩梅に成長しています。
「風かなあ。日当たりかなあ。」
なぜこのような違いが出るのかは分からないのですが、この意外性が山遊びを、より楽しくしてくれる要素だと思います。
それにしても、今日は空気が冴えています。多分、氷点下2~3度。ナメコを手に取っていくうちに指先が凍え、震えてきたので分かります。
東斜面に日が当たり始めました
美しい
どうも、モミジは枯れないみたい
枯らされるのはナラの木なのですが、ここの林は、まだ元気
自然観察をしながら歩いていくと、
ツブナメコですね
でも、もう採りません。
だって、既に十分いただいてるんだから。
じゃあ、最初に採ったナメコは何だったんだってことになります。明らかに最初のやつの方が小さいのに。
これが、山菜キノコ採り人のさもしい性というやつです。
今回みたいに、途中で大量の収穫があればいいんですけど、先行者がいて全くダメなんてこともざらにあるんだよね。
だから、最初の獲物は小さくても手を出してしまうんですな。
ゴメンね。でも、丁寧に調理して、美味しく戴くから、許しておくれ。
そんな気持ちで山を後にするマタギなのでした。
今回も、超高品質。美味しく料理させていただきます
山の神様、あと何回来れるか分からないけれど、ありがとうございました。また、次の機会があったら、よろしくお願いいたします。
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