「刺身、お願いしていい?」
なに?そんなもの、聞かれるまでもなく造りますよ。どんな魚か問い返してみる。
「カツオ。・・・皮付きって売ってないのよ。」
おおっ、カツオですか。それはいい!夏場に美味しいお魚ですね。そうして、マタギの心理を読んでますね。
カツオも、一本丸ごとだと、捌き甲斐があって面白いし、皮がついたものを炙って造る『タタキ』が一番美味しいと思っている。でも、この辺のスーパーで買い物したのでは、それが叶わないんですよね。その制約の中でも、美味しく調理できるかしら。いいえ、きっとやってくれるはずという妻の願いというか、呪詛のようなものを感じた(気のせいかな?)。
カツオはサク取りされたものが2本。さすがに立秋を過ぎたせいか、結構、脂がのってきている感じだ。早速、調理に取りかかりましょう。
カツオの刺身一丁上がり!
あっという間に出来ますよね、ただの平造りだけですから。
正直言ってつまらん。つまらんけど、まあ美味しいはずだからいいか。薬味に使うニンニクを薄切りにしながら思いつく。そう言えば、やったことなかったぞ、この料理。
≪カツオのづけ丼≫
生のカツオというと、刺身かタタキばかり考えていたマタギだけど、この手の赤身魚だったら、ありじゃないかと閃いてしまったんですね。早速やってみましょう!
下ごしらえの部
・つけ汁を作ります
※醤油大さじ2、みりん大さじ1、酢ゴマ油砂糖とニンニク各小さじ1ぐらい
・ここにカツオの刺身を入れて、冷蔵庫へ
暫く馴染ませます(今回は20分ぐらい)
・この間に薬味を準備します
※ニンニクに加えて、小ネギとショウガとミョウガとシソを準備(切り方は見ての通り)
さあ、夕食です。
ご飯の上に漬けたカツオとお好みの薬味を乗せました
最初は、そのまま食べてみました。これでも、かなり美味しいと思うんだけど、ここに漬け汁を加えると、もうおかずはいらなくなるようです。
ああ~、旨かった。
やっぱり、山の幸、陸の幸だけでなく、海の幸も食卓に上がった方が、豊かになりますね。
このところ、諸般の事情で海に行っていないマタギだけど、やっぱり、海の神様とも仲良くしておきたいと感じる食卓になりました。
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