山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

迷走 干し芋大作戦!

2024年02月10日 | 日記とレシピ

 仕事を終えて帰宅すると、野菜置き場になっている廊下の一角にサツマイモがあった。

 ジャガイモは、常にある。

 しかし、サツマイモというのは珍しい。

 妻に聞くと、焼きいもを食べたくなったらしい。

 なるほど、ようやく冬らしい寒さに包まれたこの時期にはタイムリーな買い物ですね。

 聞いただけでよだれが溢れてきそうだ。

 この時、ピーンと閃いた。

 サツマイモなら、干し芋にできないかな?

 昔、寒い季節になると、ストーブの上に置いて温めて食べたものだ。

 そう言えば、もう何十年も食べていない気がする。

 「1本もらっていい?」

 「どうぞ。」

「サンキュー!」

ここから、干し芋を巡るドラマが展開されることになる。

 さっそく、干し芋づくりのレシピを検索する。

 ほとんどは、数日かけて天日干しして作るというものだった。

 からっ風の吹く太平洋側で盛んに作られているらしい。

 冬になると雪雲に覆われる日本海側では、ほとんど作られていないわけが分かった気がした。

 数日もかけたくないし、晴れの日がそんなに続くはずもない。

 やっぱり裏日本側には向いてないのね。

 そう思ったのだが、よく調べてみると、からっ風不要、しかも、1日でできてしまうレシピも、あることはあることが分かった。

 ようし、明日は休みだから挑戦してみましょう!

 第1ラウンド

       品種は『なると金時』と書いてありました

 濡らしたキッチンペーパーでつつんで

 ラップでクルクル巻きにしたら

       こんな感じ

 レンジの出力に変化をつけて蒸していくと

 それなりに柔らかくなったので皮を剥いて

 薄切りにして100℃のオーブンで表裏を加熱すると

 それなりに美味しくできたんだけど、周辺部がカリカリになっちゃった

 なんでだろう。

 調べ直してみると、干し芋に向く品種というものがあるらしい。

 ねっとり系といわれる『べにはるか』や『安納芋』がいいと書いてある。

 早速、近所のスーパーに出かけてみると、『安納芋』を見つけた。

 第2ラウンド

 同じサツマイモでも、全然形状が違いますね

 さっきと同じやり方で作ってみたら、

 『なると金時』よりもパサパサになっちゃった(手前側)

 これは品種の問題ではない。作り方の問題だ

 改めて調べ直してみると、前半のレンチン部分を炊飯器で対応する作り方を見つけた。

 我が家では、炊飯器をご飯以外の用途で使うことはタブーになっているので、圧力鍋を使ってみることにしてみた。

 第3ラウンド

 朝の5時過ぎから始めて、既に、夕方の5時になろうとしている。

 これでだめなら、今日は諦めるしかないでしょう。

 ・圧力鍋に薄く水を敷いて加圧7分

 残念ながら、芯まで柔らかくなっていませんでした。

 ・加圧時間を3分間追加

 ・竹串がスッと刺されば火が通った証拠

 ・熱いうちにキッチンペーパーを手袋代わりにして皮を剥きました

 なんだか、いい感じ!

 ・5mmぐらいかな。薄切りにしてクッキングシートに並べて

 ・100℃のオーブンで表裏各30分焼くと

       おお~!これよこれ!!

 レシピには1時間ずつって書いてあったんだけど、もう既に夕食時にかかっているので、短めの加熱になってしまいました。

 でも、求めていたむっちり感が、ここにはあります。

 ちょっと、水分が抜けきっていない気がするので、

       網に並べて一晩おきましょう

 まだ、試食していないんだけど、これは、間違いなく美味しいでしょうね。

 ああ~、迷走につぐ迷走で、長い一日になった。

 でも、満足。

 終わりよければ全て良しってことだ。

 サツマイモ君、今日一日で、君たちとは濃密な関係になれた気がするよ。

 また、楽しませておくれ。

 スィーユー♡



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