石巻より贈られた鮮魚を、山の神様から授かったワサビで戴く。
この上ない贅沢を味わわせていただいたのだが、翌朝の天気に不満。
また雨だと。
今週、唯一自由に使える休日なのに、秋雨前線の通過だか停滞だかのために、かなりの雨が降ってしまい、しかも、この天気が継続するらしい。
『見置き』してきたマイタケに逢いに行きたいのだが、諦めることにした。
しばらく低温が続くらしいから、もしかしたら成長を止めて来週まで待っていてくれるかもという、淡い期待をかけてみることにしたのだ。
仕方がないというか、代わりにというか、楽しそうな食材が届いているんだから、そちら様と遊んで、この休日を充実させることにしましょう。
使う食材が、
タコのぶつ切り(2パック目)です
昨夜は、強引に刺身にして戴いたんだけど、この形状だったら、本来の使い方は違うはずだよね。
パッと思いつくのが唐揚げ。それからアヒージョ。
でも、そんなものよりも作りたいのがたこ焼きでんがな。
タコが釣れたときには必ずやってるんだけど、今年は、からっきしだったし、わざわざお店で買ってくるというのは、プライドが許さんのだ!(多分、このプライドは間もなく崩れ落ちる)
そういうことで、ランチは決定ね。
ただ、丸一日空いてしまったんだから、もう少し有意義な過ごし方をしたい。
で、思いついたんです。
本日は、タコ焼き研究Dayにしましょう!
たこ焼きの具材、衣・・・、実は試してみたかったことがあるんです。
この際、それを確かめる日にしようではありませんか(なんて言いながら大したことはしないんですけど)。
そんでですね、いつものようにスーパー朝仕事で実験してみることにしました。
作るのは、舞たこ焼きです。
もう想像ついてると思うんですけど、タコの代わりに舞茸を使ってみようという魂胆です。
ある雑誌で、『松たこ焼き』が載っていたんです。キノコの風味が楽しめるらしい。「だったら。」と思っていたので、この際作ってみます。
もう一つ試しておきたかったのが『衣』です。
色々なレシピを読んでいると、やれ長芋を加えろとか、調味料は醤油とみりんとか、出汁はカツオとか、様々な情報が飛び交っています。
ちょっとこの辺を、自分なりに交通整理しておきたくなったんです。
それでは行ってみます。
先ずは、衣作りから。
・水300gに卵1個と顆粒出汁少々に出汁醤油小さじ2を入れて混ぜました
・薄力粉100gを加えて、よく混ぜたら衣は完成(多分、この辺の配合が原点になる)
・マイタケをそれなりに存在感のある大きさに切ります
・長ネギ15cmほどをみじん切りにして
・タコ焼き器に油を塗ったら準備OK
・「高温」に設定して煙が立ってきたら、衣を穴の8分目ぐらいまで注いで、火力を中火に
・マイタケとネギを入れると、溢れそうになります
・溢れた衣が乾きかけたら、切り分けて穴に戻します
・周りが固まりそうかな?と思ったら、動かしてみます
・動くことを確かめたら、一気に180度回転
・時々裏返しながら焦げ具合を見て
出来上がりです
今回の作品は、かなり薄味なので、
ソース類も少しだけにして、マイタケの香りを味わわんとするなり
口の中に入れると、ぶわっとたこ焼きの熱気が押し寄せてきます。
正直、何を食べているのか分からないんだけど、徐々にマイタケの味が広がってきます。
もっと、キノコの香りがガンと攻めてくるのかと思ったんだけど、ひじょうに奥ゆかしい味ですね。歯ごたえは、ほどほどに弾力があって心地よい。
いとをかし
ふむ、こういうたこ焼きも、いいものですな。
清少納言さんあたりも、きっと喜んでお召し上がりになられることでしょう。
おっほっほ・・・
という感じ。
これにて、第一目的は達成することができました(マイタケの味と衣の配合ね)。
これでよしと言えば良しなんだけど、もう少し改善の余地がありそう。
ランチまでに、改善点をまとめてみたいと思います。
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