山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

舞タコ焼きは、いとをかし

2024年10月12日 | キノコ料理

 石巻より贈られた鮮魚を、山の神様から授かったワサビで戴く。

 この上ない贅沢を味わわせていただいたのだが、翌朝の天気に不満。

 また雨だと。

 今週、唯一自由に使える休日なのに、秋雨前線の通過だか停滞だかのために、かなりの雨が降ってしまい、しかも、この天気が継続するらしい。

 『見置き』してきたマイタケに逢いに行きたいのだが、諦めることにした。

 しばらく低温が続くらしいから、もしかしたら成長を止めて来週まで待っていてくれるかもという、淡い期待をかけてみることにしたのだ。

 仕方がないというか、代わりにというか、楽しそうな食材が届いているんだから、そちら様と遊んで、この休日を充実させることにしましょう。

 使う食材が、

       タコのぶつ切り(2パック目)です

 昨夜は、強引に刺身にして戴いたんだけど、この形状だったら、本来の使い方は違うはずだよね。

 パッと思いつくのが唐揚げ。それからアヒージョ

 でも、そんなものよりも作りたいのがたこ焼きでんがな。

 タコが釣れたときには必ずやってるんだけど、今年は、からっきしだったし、わざわざお店で買ってくるというのは、プライドが許さんのだ!(多分、このプライドは間もなく崩れ落ちる)

 そういうことで、ランチは決定ね。

 ただ、丸一日空いてしまったんだから、もう少し有意義な過ごし方をしたい。

 で、思いついたんです。

 本日は、タコ焼き研究Dayにしましょう!

 たこ焼きの具材、衣・・・、実は試してみたかったことがあるんです。

 この際、それを確かめる日にしようではありませんか(なんて言いながら大したことはしないんですけど)。

 そんでですね、いつものようにスーパー朝仕事で実験してみることにしました。

 作るのは、舞たこ焼きです。

 もう想像ついてると思うんですけど、タコの代わりに舞茸を使ってみようという魂胆です。

 ある雑誌で、『松たこ焼き』が載っていたんです。キノコの風味が楽しめるらしい。「だったら。」と思っていたので、この際作ってみます。

 もう一つ試しておきたかったのが『衣』です。

 色々なレシピを読んでいると、やれ長芋を加えろとか、調味料は醤油とみりんとか、出汁はカツオとか、様々な情報が飛び交っています。

 ちょっとこの辺を、自分なりに交通整理しておきたくなったんです。

 それでは行ってみます。

 先ずは、衣作りから。

 ・水300gに卵1個と顆粒出汁少々に出汁醤油小さじ2を入れて混ぜました

 ・薄力粉100gを加えて、よく混ぜたら衣は完成(多分、この辺の配合が原点になる)

 ・マイタケをそれなりに存在感のある大きさに切ります

 ・長ネギ15cmほどをみじん切りにして

 ・タコ焼き器に油を塗ったら準備OK

 ・「高温」に設定して煙が立ってきたら、衣を穴の8分目ぐらいまで注いで、火力を中火に

 ・マイタケとネギを入れると、溢れそうになります

 ・溢れた衣が乾きかけたら、切り分けて穴に戻します

 ・周りが固まりそうかな?と思ったら、動かしてみます

 ・動くことを確かめたら、一気に180度回転

 ・時々裏返しながら焦げ具合を見て

       出来上がりです

 今回の作品は、かなり薄味なので、

       ソース類も少しだけにして、マイタケの香りを味わわんとするなり

 口の中に入れると、ぶわっとたこ焼きの熱気が押し寄せてきます。

 正直、何を食べているのか分からないんだけど、徐々にマイタケの味が広がってきます。

 もっと、キノコの香りがガンと攻めてくるのかと思ったんだけど、ひじょうに奥ゆかしい味ですね。歯ごたえは、ほどほどに弾力があって心地よい。

  いとをかし

 ふむ、こういうたこ焼きも、いいものですな。

 清少納言さんあたりも、きっと喜んでお召し上がりになられることでしょう。

 おっほっほ・・・

 という感じ。

 これにて、第一目的は達成することができました(マイタケの味と衣の配合ね)。

 これでよしと言えば良しなんだけど、もう少し改善の余地がありそう。

 ランチまでに、改善点をまとめてみたいと思います。



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