『キノコ山』は、とても豊かな山で、森や渓流の景観は、勿論超一級の美しさなのだが、その豊かな環境に育まれる山菜やキノコもまた、超一級なのだ。
で、今シーズンは、真夏の時期に訪れて、2年ぶりのトビタケを収穫させてもらった。
そして、今、秋の訪れとともにマイタケ採りを楽しませてもらっている。
ただ、これまでであれば、10月の声を聞いたら、中秋のキノコ採りに移行するのだが、今年はその気配がほとんど感じられない。
モダシが顔を出さないのだ。
そうして、マイタケも、一部の早生の木からは発生が見られるが、本命と言っていい木からは、何も出てきていない。
やっぱり、近年の異常気象の影響が尾を引いているのだろうか。
少々心配を抱きつつ、何日か置きにキノコ山を訪れている。
本日が、3回目だ。
本日もA氏との同行になるが、氏は、今シーズン超当たり年で、K川でもU川でも、過去最大級のマイタケをゲットしているので余裕だ。
一方、マタギは、それほど収穫できていないので、もう少し出てくれないかなあという思いが強い。
本日は、前回までの続きとともに、キノコ山で最大の収穫記録を誇る『オリンピックの木』が最終目的地となる。もし、ここで出ていたら万々歳だ。
前回と同じ集合、出発時刻だったのだが、思ったよりも早くついてしまった。
というか、夜明けが遅くなってきていることと、昨夜来の雨を降らせた雲が空を覆っていることが、大きいと思う。
さすがにこの時間帯だと先行者はいない。雨のせいもあり、登山客もいないようだ。
今回の天候だと、奥部の藪こぎでずぶ濡れになることは間違いないのだが、合羽を着てサウナ状態になるよりは、ましと考えて、軽装で出発した。
そして、ミズナラの森。
出てきたじゃない!
あっちにも
こっちにも
可愛いサイズだけど、ようやく『ミズナラの森』にもマイタケが出始めました。
来週までには採られてしまうかもしれないけれど、この状態だと『見置き』ですね。
森の女神様、よろしくお願いしますね。
運を天に任せて、奥に進む。
前回まで、2回連続でお世話になってきた優良巨木を覗いてみると、
おおおっ、いい感じじゃない
この株は今シーズン最大です(手ブレ御免)
この木は、本当に凄い。
これで、3回、いや、その前のA氏の分も数えると4回連続、次から次へとマイタケを発生させている。
我々の期待を裏切らないどころか、期待を上回り続けているのだ。
ここでの収穫で、結構リュックが重たくなってしまった。
それでは、最終目的地の『オリンピックの木』に向かってみますか。
この木は、凄いマイタケを発生させる木なのだが、毎年出るわけではない。これまでの経験によると4年に一度、つまり、オリンピックのように間を空けて発生する木なのだ。
今年は、前回の発生から3年目で出番ではないはずなのだが、念のために当たってみる。
・・・結果。やっぱり、オリンピックは4年に一度ということでした。ま、しょうがねえべ。
でも、
雨上がりの森は美しかった
前回よりも僅かではあるけど黄葉が進んだ
やっぱりマスタケは完全に『旬』を過ぎてた
とても気持ちよかった。
何と言っても、森の女神さまが、いよいよ微笑み始めたのだ。
キノコ山も、いよいよ秋本番ですね。
なんとか時間を作って、また遊びに来なくっちゃ。
山の神様、本日もありがとうございました、
次回もよろしくお願いいたします。
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