山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

出世魚は幼少より芳し

2021年02月19日 | 日記とレシピ
 今回届いたお魚たち。八種類あった。その中でも刺身を味わいたいものは、優先して調理することになる。まずはアマエビを準備しました(旨い!御利益ありそう。)。次はこれでしょう。

  ≪イナダ料理≫

 このお魚、ブリの子どもです。今回贈られてきたサイズは、50㎝弱。と言うことは『イナダ』です。
 出世魚なので、成長に伴って名前が変わっていく魚です。ブリが太閤秀吉だとすると、この子は木下藤吉郎ぐらいでしょうか。信長の草履を温めて喜ばれるぐらいのレベルです。まだまだ大きな国を築く程までは成長していないんです。でもね、このイナダ君、冬場になると美味しくなるんですよ。
 春から初夏にかけて北上してくる頃は、ガリガリの痩身なんです。だけど、栄養をたっぷりと蓄えた戻りイナダは、脂がのって美味しいんです。それでは早速、


ピチピチのイナダ

 ・ウロコを外して、ワタを抜いて、洗ったら


カマと頭を落とします

 ・梨子割りにして、カマを外して


御免なさい。君たちは冷凍庫で待機

 ・三枚におろして、うち一枚とアラは、こちらも御免なさい。


即戦力状態で冷凍庫へ

 ・更に柵取りして、血合い骨を外したところで選手交代


包丁を交換します(柳刃の出番です)

 ・包丁をまな板の上に固定したまま、皮だけを引っ張ります。すると、
 ・皮だけが剥けて、身と薄皮(?)が残ります


マタギにしてはまずまずかな

 ※包丁には、ある程度自信があるんだけど、まな板には手入れが届いていません(もちろん、腕も)。


素直に切り分けます



そのまま食卓へ

 ブリと比べたらサイズ的にはお子様。でもね、脂ののりは絶品でした。
 アマエビとともに、いくらでも食べたい感じ。
 満足じゃ!

 イナダの藤吉郎。おぬし、若いのになかなかやりおる。次の料理、期待しておるぞ。ますます励むがよい。


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