山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

日本海散歩

2023年03月22日 | 日記

 侍ジャパン、ドキドキハラハラのメキシコ戦を乗り越えての決勝進出、おもしろかったあ!今回のWBC、なんでこんなに面白いのだろうか。豪華メンバーが揃い、それぞれが活躍しているということもあるんだろうけど、今回の逆転サヨナラの場面を見て感じたのは、チームワーク。お互いを信じあって、励ましあって、役割を果たし、喜びあえる、それこそ正真正銘のワンチーム。惹きつけられますねえ。

 今日の決勝、結果もさることながら、これまで通りの爽やかな絆を、そして感動を味わわせてもらいたいものです。

 

 市内の雪は、ほぼ消えたし、山間部の雪だって例年以上に減っている。何と言っても、気温が例年よりもずっと高い。先日の降雪もあっという間に消えたから、大勢に影響はなさそうな気がする。

 だったら出かけてもいいかな。深夜の峠越え。

 山形の春の訪れには、地域によって大きな時差が付く。冬場の豪雪と、起伏の変化が大きいためだ。

 場所によっては、1年間雪が消えずに残るところもあるし、早々に雪が消えて緑に包まれる地域もある。

 で、その中でも最も春の訪れの早いのが、庄内地域。海沿いで海抜が低いから(海流の影響もある)、内陸部よりも早く春が訪れる。

 マタギとしては、もう遊びに行きたくてうずうずしているのだが、ちょっと厄介なのが深夜の峠越えなのだ。路面の積雪と凍結が怖いんですよ。

 ただ、明日の夜は、それほど気温も下がらないようだし、降雪の予報もない。だったら、行ってみましょうか。目覚ましをセットし眠りにつく。

 翌朝、午前3時半出発。目的地は、最上川河口。山菜シーズン開幕前に、タコ釣りを楽しむことにしたのだ。

 情報通り、本日の峠道は、凍結もなく安心して通過することができた(ただし、『夏タイヤでの通行禁止』が続いてた)。約2時間かけて、最上川河口に到着。

       夜明け前の最上川河口

       いつもより少し波が高い

 遠目に見ると、防波堤の『曲がり』が波しぶきをかぶっているように見える。そのせいか、先行者が誰もいない。西風が少々強い。予報では、波高1.5m。この地では、進むか退くかの境界線レベル。

 ま、とりあえず進んでみて、危なかったら引き返しましょう。

 荷物を身に着けて出発。・・・問題の『曲がり』に到着。大丈夫みたいですね。進みましょう!

       雲は少し厚いが、鳥海山のすそ野が見える

 やっぱり、雪消えは例年より早そうですね。月末には、山菜採りも楽しめるようになるかも。

 釣り糸を垂れて、海底の感触を確かめながら、先端に向かってのんびり進んでいく。

       雲の隙間から朝日

 夜明けだ。久しぶりに朝日を浴びることができただけで満足してしまう。

       防波堤の先端が近づいてくると海の色も変わってくる

       山肌に日差し

 山も夜明けを喜んでいるような気がする。

       確かに少々波は高かったが

 タコのアタリと思えるものは無し。それでも、気持ちの良いひと時を過ごすことができました。

 やっぱりですね、内陸に住んでいる人間にとっては、海は憧れです。水と波と水平線とに触れただけで、超気持ちいい!

 タコちゃんには、一昨年以来会えていないんですけど、まあ、いつか出逢えるでしょう。本日はこれでおしまいにします。

 日本海散歩、楽しかったです。

 海の神様、また遊びに来ますね。



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