山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

蕎麦で温まろう

2019年12月26日 | 日記とレシピ
 今日は雨降りなんだけど、真冬モードであることは確か。このところ最低気温は零度前後、最高気温は一けたが当たり前になってしまった。この雨だって何時雪に変わるか分からない。一夜にして銀世界なんてことだってあり得る。そして、油断すると体調を崩してしまいそうな季節です。
 この時期に冬眠してしまう動物たちが本当に羨ましいと思うマタギなのですが、それを許してもらえない「しがらみ」の中で生きざるを得ない人間って、得してるのかなあ。それとも損してるのかなあ。時々、まじめに考えてしまいます。
 ま、なんだかんだ言っても、生きていかなければならないお昼時。何を食べようかと思いながら台所に行くと、コンロには既にそばつゆとお湯の準備ができているではないか。つゆの中には、鶏もも肉が入っている。つゆの脇には焼いた白ネギがまとまっている。


ふむふむ

 これを作った張本人は外出しているようだ。だが、想像は付きます。鴨葱と申しますか、鶏ネギ蕎麦を目指しているわけね。
 知らんぷりして味見をしてみる。なるほど、ちょっと甘めと言うか濃いめですね。
 ・・・多分、こうだったんじゃないかな物語!
 ⑴一口大に切った鶏もも肉と香味をつけるための長ネギを焼く
 ⑵そこにだし汁を加えて茹でる
 ⑶アクをすくい取ってから一旦火を止めて、出汁醤油を入れて再び点火
 ⑷みりんと塩などで味を整えていき、決まったら火を止めて、白ネギを取り出し味が落ち着くのを待つ 

 ※妻に正解を聞いたら、⑵の前に酒、醤油、みりんと砂糖各2を加えて和えたって。なるほどね。だから濃厚に感じたんだ。

 蕎麦の部
 ・沸騰したお湯に麺を入れ芯が柔らかくなるまで茹でる
 ※袋に書いてある時間です

 ・今回は温かい蕎麦なので、一工夫
 ※蛇口から、冷水と熱湯とがいつでも出せるように準備
 ※つゆは、沸騰直前でスタンバイ
 ・茹でた麺をざるにあけて冷水で、しめる

 ・しめたら水を切って、今度は熱湯をかける
 ・どんぶりでつゆと合流させ、具を盛り付ける
 ※できるだけ間をあけないで、食卓へ!
 ※しまっていて暖かい麺は命が短いんですよ!
 

 さあ、麺がのびる前に、頂きましょう。
 ・・・
 はあ、温まりました。今回は妻との合作になりました。
 やっぱり、これからの季節は、温まる食事も工夫が大切だと思います。

 こうやって寒さに負けずに生活を工夫できるから、人間業ってのも悪くないのかも。

赤い実の謎

2019年12月25日 | いきもの
 クリスマスの朝、外の景色を見ると、うっすらと銀世界が広がっている。ああ、ホワイトクリスマスだ。

日が当たったところから雪が消えていく

 かなり気温が低いけれど、天気は良さそうだ。今日は、仕事が休みなので、家の周りを散策してみよう。本日のテーマは、木の実。どんな木の実に会えるか楽しみにしながら暫く歩き回る。




 この子達も「実」だよね。アサガオは、春になると芽吹くはず。春が来るまで、種を守っているという感じ。だけど、ハナズオウ(だっけ?)とか薔薇の実ってどうなのかな?知ってる人がいたら教えて欲しいですね。
 それよりもずっと目立ったのが「赤」。






 花が落ち、葉が落ちるこの季節に、すごく目立ちます。この季節に自分の姿をアピールする目的があるのだろうか。
 花だったら、虫を呼んで交配を進めるという目的があるよね。実についてはどうなのかな。
 多分、冬眠しない動物(野鳥等)の餌になるのだろう。そんなことを考えて調べてみると、確かに冬鳥の餌となる木の実も少なからずある。その結果、鳥に種を運んでもらい生息域を広げていくのだそうだ。ただ、毒性があって食べると中毒を起こすものもあるらしい。逆じゃないか。 う~ん。
 パッと思い浮かんだのが、ミノカサゴ。非常に美しいが、アンタッチャブルなお魚君。触れば、その毒による激痛で、7日間は苦しむという。つまり、私は危険よ!というアピールをしているわけだ。
 どっちかな?どっちもありかな?
 この美しい赤をそれぞれの樹木が、自分の目的に応じて、食べられようとしたり、食べられないようにしたりしている。そして、いずれにしても、新しい春の子孫繁栄に備えているのだ。
 今回のお勉強は、この辺が結論かな? また、散歩しながら楽しんでみましょう。

みんなでクリスマス料理

2019年12月24日 | 日記とレシピ
 帰宅して冷蔵庫を覗いてみると、鶏のモモがタレに浸されている。娘に聞くと、
「ガーリックの香りすごかったでしょう。」
と言う。私の鼻では感じられなかったのだから、私がもうろくしたか、だいぶ早い時間帯から準備を始めて香りが落ち着いてしまったかのどちらか。多分、後者でしょうね。
 ってことは、今夜のローストチキンは、娘が作る気満々ってことだ。妻だって何か考えているはずだから、もしかして、今夜の私の出番はなしかな?

下ごしらえ中のローストチキン

 ま、その時はその時ですね。どうなるか分からないけど、クリスマスを祝うことだけは確定。役割分担は、後ほどですね。
 妻も帰宅したので、本日の分担を確認する。・・・やっぱり。どうせそうでしょうよ。ローストチキンは主に娘で、スープは妻がやるって。私の出番は、サラダぐらいかな?
 でも、みんながこれだけやる気になっているんだから、尊重しなければいけませんね。
 さて、娘の担当するローストチキンだけど、さすがにこのサイズは、年に1回だけ。これだけでっかい肉を焦げ付かせずに熱と味を染み込ませるには工夫が必要だ。 ここは、マタギの腕の見せ所のはずだったんでけど、ほぼお任せになってしまった。

グリルで12分(200℃)


裏返してタレをかけて8分(220℃)


更に2分強加熱して

 ・・・というようなことをやっている片脇で、私はレタス洗いとドレッシング作り。(これはこれで大切な役割よ!)

唯一私の作ろうとしているドレッシング

 妻は、何やらジャガイモを使ったスープを作ろうとしているようだ。


 さあ、本日は、どんなクリスマスディナーになるかな。楽しみです。(私の出番は殆どないけどね。)



 そうして、ローストチキンも無事に焼けて、メリークリスマス!
 食後?にケーキも戴いて、もう満腹。

 考えてみると、これが、毎年、年末年始に飽食状態になってしまう始まりなんですよね。
 でも、やっぱり、ここは、料理を楽しまなくっちゃ。メタボやロコモ対策は、そのうちにね。

 あ、忘れてた。レシピが抜けてました。今回私が作ったのはサラダだけなので、ドレッシングだけ。

 材料の部
 ・サラダ油:大さじ2
 ・オリーブオイル:大さじ1
 ・穀物酢:大さじ2
 ・砂糖:小さじ1
 ・塩:ひとつまみ強
 ・コショウ:適量
 ※ここに、すり下ろしタマネギを入れたり、マヨネーズを入れたりします
 ※今回は、マヨネーズ大さじ3ぐらい
 ※よく混ぜて出来上がり

 野菜がレタスだったので、あっさり味のドレッシングです。ま、一応、役割は果たせたのでよかったです。
 みんなも頑張ってくれてありがとうね。美味しさづくりの過程と結果とを共有できて嬉しかったです。

赤魚バリエーション

2019年12月23日 | 日記とレシピ
 仕事から帰宅して一息つくと冷蔵庫を覗いてみるのが習慣になっている。さて、本日は・・・。

解凍中の切り身です

 ああ、赤魚の切り身ね。これなら、煮付けがベストですから、特段の準備はいらないでしょう。また、酒、醤油、みりんの出番だね、ぐらいに考えていた。ところが、外出から帰った妻が言うには、
「煮付け以外の料理できないかな。」
とのこと。
 なぬ?煮付け以外??聞けば、諸般の事情により目先を変えたい状況らしい。だったら考えてみましょう。
 この魚、身が締まって美味しいんですけど、ただ焼いただけでは素っ気ない。そこで、しっかり味がつく煮付け料理が多くなるんですけど、それを外すとすると・・・。

 ポクポクポクポク チ~ン

  ≪赤魚の唐揚げカレー風味≫

 材料・調味料の部
 ・赤魚の切り身4人分(写真参照)
 ・醤油:小さじ1
 ・塩:ひとつまみ
 ・カレー粉:小さじ1
 ・片栗粉:適量

 調理の部
 ・魚の鱗と骨を外して一口大に切る(今回は鱗なし)

 ・片栗粉以外の調味料をまぶしなじませる

 ・片栗粉の入った袋に、切り身を入れて、息を吹き込んでパンパンにふくらませる
 ・袋の口を閉めてシェーク

 ・なるべく少なめの油で半身浴
 ※カレー粉の香りは、油に移る(?)ので少なめがお勧め

 ・泡立ちが収まってきたら裏返し

 ・同様に泡立ちが収まってきたら油を切って出来上がり


 カレー風味は、保険みたいな感覚でつけたんですけど、かなりいけます。元々身の締まりがよい魚なので、食べ応えも良好でした。
 味が淡泊な魚には、こういう変化球もあり。むしろ決め球になりそうな旨さでした。

 冬眠中のマタギは、完全に「クッキングマタギ」になりきっていますね。ま、しかたがないか。
 

高校駅伝を見て

2019年12月22日 | 日記
 テレビは殆ど見ないマタギだけれど、この季節になると見入ってしまう番組がある。それは、駅伝中継です。駅伝って、ランナー個人の思いとチームの思いとが交錯しながら競技が進んでいく所が独特で、陸上競技の中でも異色の魅力を放っていておもしろい。そこに、ひいきの選手やチームが出場していると、ますます目が離せなくなってしまう。

今年もワクワク

 今回の大会は、知り合いの子が出場するみたいなので、ことのほか思い入れが強い。応援モード全開でテレビ中継を見入る。
 しかしですね、我が山形県代表チームは、よく頑張っているんだけど、常に下位グループ。テレビ局も配慮してくれて、時々状況を教えてくれるんですけど、ほんの一瞬。結局、その子の顔を見ることができたのは、タスキを貰うときと渡すときだけ。合計でも数秒だろう。
 それに比べると、お隣の宮城県代表チームは、常にトップ争いをしているから、一人一人の持ちタイムやらプロフィールやらが懇切ていねいにアナウンスされていく。
 ああ無情。
 やっぱり、仕方がないんでしょうね。放送する側としたら、トップ争いを中継した方が多くの視聴者のニーズに応えられるもんね。と言うことは、
山形県チームよ、もっと強くなってくれ!

 さて、今回の大会でとりわけ目を引いたのが、ピンクのシューズ。


 N社の開発したランニングシューズだ。これを履いて、O選手やS選手が驚異的な記録を出したと思ったら、去年(2018)の箱根でT大学の選手達がこれを履いて、下馬評を覆す往路優勝を成し遂げた。いわば、魔法の靴である。(当時は青かった)
 それが、高校生にまで広がってきたのだ。上位チームの選手は、殆どがこれを使っていた。
 今の状況は、「これを履きこなせれば、良い記録が出せる。」「履きこなせなければ、取り残される。」みたいな感じだと思う。
 実際、今回のゴールタイムは、過去の記録と比較しても、驚くほどのレベルだった。
 多分、暫くは、この魔法の靴をめぐって、賛否や競争が繰り広げられるんだろうと思う。
 でも、考えてみると、こういう技術革新って、他のいろいろな種目であったような気がする。やたらいいタイムが出る水着とか、やたら飛距離の出るバットとか・・・。
 結局、良いものはいいということで、みんなが使ってレベルが上がり、駄目なものはだめで禁止されて、最終的には、選手みんなが同じ土俵に立つ。
 そんな中で試されるのは、自分自身の努力と才能。  根源に戻るということだよね。
 お互いに、自分磨きに励むべし! ということか。