山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

サワモダシの常備菜はこれ!

2024年10月21日 | キノコ料理

 今回のキノコ採りは、(中秋キノコの)1回目にして大漁だった。

 そのため、いくら涼しい季節になったと言っても、冷蔵庫で保存できるには限りがあるから、残りは長期保存することになる。

 ありがたいことに、まだ冷凍庫に余裕があるから大体1回に調理できるぐらいの量をジップロックに分けて冷凍保存することにした。

       サワモダシと

       ブナハリタケ

 しばらくお別れだ。

 そのうちに料理するから、待っていておくれ。

 さて、それぞれのキノコを向こう1週間分ぐらいずつ確保したんだけど、昨日のブナハリタケのように、サワモダシの方も一部を常備菜にしておきたいですね。

 で、何を作るかと言ったら、もちろん、佃煮です。

 簡単だけど、これがまたすごく美味しいのよ。

 それでは、行ってみましょう。

       サワモダシは300gぐらいかな

 それに合わせて、

       酒醤油みりん各大さじ3ずつ準備

       今回は鷹の爪も1/2本ほど入れましょう

 実は、前回調理した時に入れたら辛くなりすぎてしまったんだけど、この辛味が気に入ってしまった方もおられたんです。

 なもんだから、ちょっとだけ辛くすることにしました。

       全部を鍋に入れたら煮るだけ

       20分ぐらいで、ほぼ煮詰まります

       はい、出来上がり

 簡単でしょう。

 これが甘辛くて旨いのよ。やっぱり味付けは、「ほどほど」がいいようですな。

 妻が夕食で、

       こんな風に使ってくれました

 今回は、春菊のおひたしに添えてくれたんだけど、佃煮の旨みで、更に美味しくなります。

 ちなみに、左側が昨日紹介したブナハリタケの煮物ね。

 この2つが揃ったら、ご飯はいくらでも進みます。

 いやあ、やっぱり秋は素晴らしいね。

 実りと収穫の季節だから、当然食欲も増す仕組みだよね。

 山の神様、返す返すもありがとうございました。

 謹んで味わわせていただきます。


甘露甘露、ブナハリタケ旨い!

2024年10月20日 | キノコ料理

 お昼にサワモダシを味わわせてもらったが、さすがは中秋の深山キノコの代表、すごく美味しかった。

 さて、深山キノコのもう一方の雄がブナハリタケ(ブナカノカの本名)です。

 この子も多くの魅力を持ったキノコなので、様々な味わい方を楽しめます。

 その中でも外せないのが牛肉との煮物です。

 牛肉との相性の良さという点ではマイタケと同じなのですが、香り・味・食感のどれも別物。全く違った美味しさを楽しむことができます。

 で、これは常備菜にもなるし、弁当のおかずにもなるので、多めに作っておきます。

 ・下ごしらえの終わったブナハリタケをギュッと絞って食べやすい大きさに切り分けます

 ・200g使うことにしました(絞らなければかなり重たかったはず)

 ・糸コン一袋分を茹でこぼして、牛肉(400g)は切り分けて準備OK

 ※調味料は、酒醤油砂糖を各大さじ4に、みりん大さじ2

 ・安売りのオージービーフは、脂身が多かったので、そのまま炒めて

 ・糸コンとブナハリタケも加えて

 ・一緒に炒めました

 ※ここまで調味料や油の使用はありません

 ・用意しておいた調味料を加えて、ヒタヒタまでいかないけど水(1カップぐらい)も足して煮詰めていきます

       終盤戦で味見をして、塩一つまみで味を微調整

       マイタケとは全く違う美味しい香りが広がります

 焦げ付く前に火を止めて、冷めるまでじっくり待ちます。

       出来上がりました

 これが、旨いのよ! 甘露甘露!!

 例年と違うのは、牛肉の脂身が多かったので、そこから出てくる牛脂に頼って調理したところ。

 いつも以上に牛肉とブナハリタケとの親密度が深まった感じがします。

 日常の食事は勿論のこと、お弁当のおかずとしても、暫く活躍してもらう予定です。

 それにしても、やっぱり自然の恵みは素晴らしい。感謝ですね。

 山の神様、ありがとうございました。


やっぱりモダシは旨え!

2024年10月19日 | キノコ料理

 本日の収穫物。

        右上がブナカノカで左の3袋がサワモダシ

 これは初回にして大収穫ですよ。

 数年ぶりですね。

 で、ブナカノカは塩水に浸けて『虫だし』をしますが、サワモダシは、下手に手を付けません。

地域によって『ボリボリ』の異名がつけられるほどに脆い肉質なんです。

 ただ、これを

       熱湯に入れて湯がくと

       ギュギュっと身が締まって調理しやすくなります

 その後で、付いてきたゴミや石突きの汚れを落とすと、下ごしらえは、かなり楽になります。

       ここまで来ると、もう即戦力

 買い物から帰宅した妻がこれを見て、

「これ使って、お昼はうどんにしようかな。」

と宣う。

「いいねえ。それ、俺にやらせて。」

ということで、早速調理に移行する。

       使うモダシはこのぐらい(3人分です)

 これを鶏肉出汁とのコラボで楽しませてもらいましょう。

 ・麺つゆをかけうどんレベルで調合したら、鶏もも(120g程)を茹でてアク抜き

 ・モダシを加えて茹でたら麺つゆの出来上がりです

 ・うどんは『稲庭の細麺』。時間通りに茹でるはずだったんですけど・・・

       時間が来ても再沸騰してくれない

 ※冷蔵した麺類は、茹でる前に常温に戻しておくべし!

 仕方がないから、茹で時間を延長しました。

 ・どんぶりに盛り分けたら、具とつゆを注いで

       出来上がり

 これが、鶏肉とモダシの出汁がすんごく相性がよくて、美味しいんですよ。

 やっぱり、サワモダシは、旨い!

 出汁を取る料理に使ったら、最高級でしょうな。

 山の神様、素晴らしい恵みを、ありがとうございました。

 残りも、美味しく調理して戴きたいと思います。


中秋キノコの季節だ

2024年10月18日 | キノコ採り

 本日は、久しぶりのキノコ採り。

 前回が大雨のため断念してしまったので、ほぼ2週間ぶりの山業となる。

 この間に、朝の最低気温が10℃を下回る日が増えてきた。

 だとすると、中秋のキノコが発生するための条件が整ったということになる。

 天気予報では、降水確率が高いのだが、ここで行かないわけにはいくまい。

 気象庁が発表している『今後の雨』の予報で詳しく見ていくと、断続的に降ることは降るが、大雨になることはなさそうだ。

 同行者は、向かいのM氏。

 当初はA氏も同行する予定だったのだが、体調を崩しているらしく、本日はお休み。

 目的地は、K川。

 キノコ山に残してきたマイタケへの未練が、全くないわけではないのだが、中秋のキノコの代表、ナラタケ(サワモダシ)を採るんなら、こちらの方が期待値が高いので、そうなった。

 そして、もう一つが、去年、大変お世話になったブナカノカの木。

 行けなくなってしまったA氏からの情報によると、盛りになっているかもしれないとのこと。

 やっぱり、今回の目的地はK川ですね。

 A氏には申し訳ないけれど、『旬』は待っていてくれないので行ってきます。

 日の出時刻が遅くなってきたので、それに合わせて出発。

 午前6時前の行動開始となった。

 間違いなくずぶ濡れになるので、合羽で完全装備して山に分け入る。

        『ご神木』にご挨拶

 杉の林を抜けてブナの原生林へ。

 聳え立つ巨木にご挨拶をする。

 その根元に、

       あらら、もうナメコが出ている

 奥部への期待が高まりますね。

 目的の木その1が近づいてくると、

「ほれ、あそこ!白くなってる。」

M氏の声に目を凝らしてみると、出てますね。

       美しきブナカノカ

        食べ頃に育っていました

 二人して、倒木を挟んで採る。

 欲しいだけ採ったら終了。

 途中から雨が降り出したようなのだが、全然気づかなかった。

 夢中になるっていうのは、心のセンサーが一点集中しているということなのだろう。

 それはそれでいい面もあるのだが、リスクの大きい場所では、警戒心まで解除してしまわないように心掛けるべきでしょうな。反省。

 さて、この場所だけで十分に満足してしまったのだが、

「やっぱり、自分の目で確かめておいた方がいいんねが。」

というM氏の声に背中を押されて先に進んだ。

すると、そこから先は、

       おおおおおっ!

       なんと、サワモダシが真っ盛り

       こちらのキノコも採り放題状態でした

 ついでに、

       ワサビ根を少々戴いて(M氏だけ)

 もう十分です。 堪能させていただきました。

       少し進んだ紅葉

 重たくなったリュックを背負いながらも、軽い足取りで山を下りました。

 ありがとう、山の神様。

 また、遊びに来ますね。


チョコプリンで無罪放免

2024年10月17日 | 日記とレシピ

 「ええ~?なんでそうなるのよ!」

「まあ、言いたいことは分かるけど、そっちは殆ど永久保存だから、急がなくてもいいんじゃない?」

 何の話かというと、マタギが変なプリンを作り始めたものだから、妻からその真意を正されているところなのであります。

 変なプリンというのは、濃厚生チョコプリンというもので、とても美味しそうなのだが、肝心なものを使わないところが問題なのだ。

 それは、

       カラメルソース

 プリンを作ったときに余ったものもあるのに、先日の葡萄飴作りの時に大量に発生させてしまったのだ。

 妻が言いたいことも分かるんだけど、本日は特別。

 とにかく、簡単で美味しいチョコスイーツを作って食べたいのだよ。

 3日続いたボランティアの上に本日の勤務で重なった疲労回復にはこれって思ったわけ。

 で、使える時間が限られているものだから、調べたところ、『30分以下で作れるチョコスイーツ』というコーナーを見つけてしまって、ここに至っております。

 既に夕食タイムも近付いている。 さっさと始めてしまいましょう。

       今回使う材料です

 ・牛乳150mlを沸騰直前まで温めて

 ・お湯15mlで溶かした粉ゼラチン3gを加えたら

 ・砕いたチョコ1枚(50g)を溶かして

 ・ココアパウダー15gとグラニュー糖10gも加えて

 ・よく混ぜます(ちょっと手強い)

 ・生クリーム100gを加えて

 ・網杓子で濾しながら盛り分けたら

       出来ちゃった

 ここまで、驚異の15分コース。

 ・冷蔵庫の隙間に入れて冷やしました

 夕食後には固まってくれる予定です。

 そして、

       本日のデザートになります

 すごく濃厚!

 ・・・と言うか、正に生チョコの味わいですがな!!

 これは美味しい!!!

 この美味しさに文句をつける人は、いないでしょう。

 もちろん、妻も納得して頬張っておりました。

 しかも、調理時間の短さが驚異的。

 はああああああ~

 元気が出たぜ!

 これで、明日のキノコ採りにも、気持ちよく出かけられそう。

 ご馳走様でした!