「常備菜がなくなりそう。」
「え? 早すぎねえか??」
詳しく聞いてみると、先日、山の神様から戴いてきて作った『ナメタケ』と、その副産物である『カブの浅漬け』の売れ行きが、かつてないほどよくて、間もなくなくなるというのだ。
採ってきた時には、あまりにも巨大すぎて、料理するこちらの方がたじろいでしまうようなナメコだったけれど、皆さんに喜んでもらえて何よりですな。
こちらの補充は、何とでもなるんですけど、ちょっと目先を変えて『モダシの佃煮』で代替えしましょう。
さて、『カブの浅漬け』の方だけど、葉っぱが痛む前にと、先っぽの方は冷凍してしまったし、本体を使って別の料理を考えているので、再現は難しい。
そんで思いついたのが、T氏から新たに戴いたダイコンの活用。
例年、この大根を戴くと、『はりはり漬け』にさせて貰っているから、今回は、この二つの漬物のハイブリッドを楽しもうではありませんか。
今までやったことないんだけど、まあ、春の七草で「・・・すずな、すずしろ」と並び称されている二つだから、相性が悪いってことはないでしょう。
行ってみます。
名付けて、ダイコンとカブのはりはり浅漬けです。
ま、名前は仰々しいけど、超簡単な料理になるはずです。
使う材料は、
すずなとすずしろの
根と茎を合わせて500gほど
カブの茎の方は前回同様洗ったら2分ほど茹でて
水にさらしたら
寸切りよりも短めに切ってよく絞っておきます
スズシロの方は、
・千切りにしてから、塩小さじ1を塗してよく混ぜたら
・重しをして10分強待機
この間に調味料を準備するんだけど、
・とりあえず、酢と砂糖を大さじ1、鷹の爪1本と
塩昆布7gを準備してみました
重しを外すと、ダイコンからたっぷり水分が出ています
・これを水で洗ってからしっかり絞って
カブの茎と合流します
・用意した調味料を全部入れたら
よく混ぜて
半日間密封
そうして夕食時。
一部を小鉢に移動
何だかいい色に染まりつつあるのは、塩昆布のせい?
ちょっとだけ盛り分けて戴いてみます
ほお~!
意外と言ってしまっては失礼なぐらいなんですけど、マイルドな味です。
ちょうどよく、前回のカブ漬けの残りがあったので食べ比べてみると、甘みと言うか旨みが際立っていることが分かります。
当然、カブとダイコンの個性の差が影響しているのだろうけれど、それ以上に『塩昆布』の威力でしょうね。
前回使っていない調味料は、これだけなんだから。
これは、堪らない!
妻も私も箸が止まりませんがな。
アチャア~!
今回の作品も、速攻でなくなりそうな予感がします。嬉しい悲鳴。
これは、もとを辿れば、M氏とT氏のおかげ。
ありがとう!M氏とT氏!!
ただ、これは、すごく嬉しいことなんだけど、もしかして、昔から、北国の人間が高血圧を患いやすいというのは、この辺が原因か?
美味しさ絶好調!
これはいいことなんだけど、食べ過ぎには少し気を付けながら、この寒い季節を乗り切ってまいりたいと思います。