「メンマがなくなりそう。」
「あいよ!」
我が家では、このところ、職場の竹林で戴いてきた孟宗竹の保存品を解凍してはメンマに加工して食している。
で、これをラーメンだけでなく、つまみとかおかずみたいな使い方をして、かなり重宝しているんだなあ。
ところが、冷凍庫を覗いてみると、メンマの材料にするタケノコがない。
完全にないというわけではないんだよ。
普通は、
ノーマルタイプのメンマ
こういう形状のメンマにして使っているんだけど、このタイプを使い切ってしまっていたんですね。
残っているのは、
細切りタイプのタケノコ
作るのが簡単だし、チンジャオロースにも使えそうなので用意していました。
先日は、肉まんの餡にも使わせてもらって、とても美味しかったです。
さて、策としては2つある。
一つ目は、この細切りタケノコでメンマを作ってみること。
もう一つは、瓶詰めの月山筍を使うことだ。
それぞれに良さがあるんだけど、どうしても月山筍が勿体ないと考えてしまうんですね。
だって、あんなに苦労して採ってきて、あんなに苦労して保存したんだもの。
ということで、細切りタケノコのメンマに決定です。
ま、チンジャオロースの目論見は消えてしまうけれど、仕方がない。
それに、同じタケノコだ。 同じように美味しくなるでしょう。
それでは、行ってみます。
残っている冷凍タケノコは300g強
この量を基準に始めます。
・鍋に大さじ1程のゴマ油を敷いて
・タケノコに絡めながら炒めます
※調味料は、醬油27、酒15、砂糖5に中華出汁5g
・水1カップに中華出汁を入れて、他の調味料とともにタケノコと合流
・ここから煮詰めていきます
・沸騰したらみりん8gとラー油適量を加えて
・水分があらかた飛ぶまで粘ります
はい、出来上がりましたよ!
これが、つまみ食いしてみると、すごく美味しいのだ。
ここまで、いつもの朝仕事。
嬉しくなって、お昼は、急遽ラーメンにしました。
そんでですね、気合を込めてラーメンを作って、乗せたら。
分かります?
殆ど見えなくなってしまったのです。
で、食べてみると、『忍法、雲隠れの術』
味はするけど、なんだか食べた気がしない。
これを、つまみやご飯のおかずに使うと、すごく存在感が出るし、美味しいんだよ。
でも、ラーメンに入ると、そのありがたみが、ほとんどなくなってしまう。
思うに、これは、メンマの形状の問題ですね。
麺と同じぐらいの太さなものだから、食感としての美味しさ・楽しさが消えてしまっているんだと思います。
なるほどね。
せっかく美味しくできたのに、君をラーメンに使ったんでは申し訳ない。
当初の予定通りではないけれど、おかずやつまみとして使わせていただきましょう。
本当に、そうでなければ勿体ないというもんだ。
そうして、もう一つの『勿体ない』。
月山筍のメンマがあったっていいじゃない。
次に必要になったら、迷わずに作ってみることにします。
それにしても、タケノコ道も、簡単ではないね。
いい勉強になりました。