
昨年の4月1日、菜の花畑の向こうを私鉄電車が走ってきた。
眠たいような顔をした電車だ。
今年はまだ、その付近に行っていない。
この写真は、記事とは無関係。
TVニュースによれば、21日の午前中国会内において、日本銀行の二人の副総裁に対し、辞令が交付された。
国際的な金融激動の中、日本銀行は総裁が空席のままで新体制がスタートした。
白川新副総裁が、総裁代行をつとめるとのこと。
政治の無策が、かかる事態を招いたのだ。
日銀総裁の不在は、日本経済に悪い影響を及ぼしかねない。
国際的な信用も失墜する。
まして今は、サブプライムローン問題で、アメリカの景気後退が懸念され、円高ドル安が進行しているのだ。
重ねて言うが、政治は無策だった。
端的に言えば、民主主義は多数決で決する。
両院がねじれ現象を起こしているのだから、与野党の突っ張り会いだけでは堂々巡りとなるのは理の当然なのだ。
となれば、次は知恵の出し合いではないのか。
突っ張り会いだけではなく、協議することも民主主義。
日銀総裁の空席に対する問題意識が、政府与党にも野党にもなかったのだろうか。
政治の幼さを、改めてまざまざと見せられた思いだ。
統治能力のない福田首相と、この問題を政争の具と企んだ小沢代表の責任は大きい。
国民は大根役者の臭い芝居はゴメンだ。
新年度の予算案の審議も大詰めを迎えている。
道路特定財源の扱いをはじめ、日切れ法案はどうなるだろうか。
今後の推移によっては、国民生活の混乱を招きかねない。
日本の政治は、只今漂流中。
福田首相と小沢代表の腹を据えた対応を、私はしっかりと見届けたい。
恒例の外出です。(イソイソ……)
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