新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

上手な喧嘩

2008年04月25日 08時16分31秒 | 身辺雑記

 普通の人なら、好んで喧嘩はしたくない。しないですむなら、そのほうがいいに決まっている。

 しかし、そうもいかないのが現実だ。

 家庭内ですら、自分の思うようにはいかない。

 ご亭主の立場で言えば、なんでも反対の女房。話も聞かずに席を立つ娘。だいいち息子は家に寄りつかない。

 女房どのの立場から言えば、もともと亭主は帰ってこない。喧嘩にもならない。

 まして職場ともなれば、社長でもないかぎり、思うようにいかないことのほうが多い。

 地域の活動においても、趣味のサークルであっても、思いどおりには運ばないのが普通。

 それでも職場の場合は、目的がほぼ合っているので、意見の違いは、ほとんどが方法論。

 家庭内では、根底に我が儘があるので、始末に負えないことが多い。しかし、ご亭主か女房どののどちらかに主導権があるので、誰かが我慢をすれば、さざ波くらいでことは収まる。

 地域活動や趣味のサークルは、厄介かもしれない。

 意見が合わなければ、当然のこと、衝突が起きる。つまり、喧嘩になる。

 核戦争の場合は双方とも死ぬ。だが私たちの場合は、双方とも生き残る。明日から毎日、顔をつきあわせなければならない。

 とすればお互いに、瀕死の重傷を負ったり負わせたりするわけにはいかないのだ。

 喧嘩を始めたからには、勝たなければならない。

 だが、勝ち方が問題なのだ。

 周到に考えて、外堀も内堀も埋めた上で、喧嘩を始めたほうがいい。

 しかし、自分が勝つとは限らない。負けても逃げられる逃げ道を、密かに準備しておくこと。

 同時に、相手のために、一カ所の逃げ道を残してやること。

 喧嘩をするにあたっては、自分の逃げ道や相手の逃げ道を考えることが極めて肝要。

 こちらの優勢が見え始めた時、残して置いた逃げ道へ、相手を誘導して逃がしてやる。

 明日からも顔を突き合わせる相手であれば、メチャクチャに叩いてはいけない。

 泣きわめいて逃げ惑う惨めな自分を、みんなの前で見せてもいけない。

 ただし、上司とことを構える時は、こちらは玉砕覚悟。

 もちろんそんな時でも、上司の逃げ道は残して置きたい。

Simg_0832t

 これは牡丹。

 公園管理者の話では、秋に牡丹と芍薬を入れ替えたとのこと。

 薔薇のあとへ牡丹を植え、牡丹のところに芍薬を植えた。

 芍薬の跡地には、まだ何も芽が出ていない。

 

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コメント (14)
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