後輩の一人に、T.S君がいる。
大汐会のメンバーの一人だ。
過日、突然、わが家に顔を見せてくれた。
生憎、先輩と昼食中だったので、立ち話しかできなかった。
その彼が、新聞記事を置いていった。
Y新聞の「読者のひろば」で掲載された、彼の投書記事であった。
タイトルは、「感謝を言葉で表す」。
結婚して40年、言葉で表さなかった「感謝」を、今年こそはっきり言おうと書いてあった。
私の周囲には、そのような男が多い。先輩として、責任を感じざるをえない。
彼の奥さんとは、若いころに会っただけだが、彼よりも幾倍もしっかり者だ。
明るくて多才な女性だ。
あのヤンチャな亭主を、上手に制御してくれているに違いない。
その奥さんも、ここのところ大病を重ねたと聞いていた。
今はすっかりよくなっている様子だが、だからと言って、ヤンチャを続けていいわけはない。
しかも、感謝の言葉も言っていないようでは、大いに困った話ではないか。
「感謝を言葉で表す」ことを実行したかどうか、後日、確かめてみるつもりだ。
まだ言っていなかったら、先輩の責任において、はっきり言わせるようにしよう。
もっともこの私とて、カミさんには気持ちを伝えきれないでいる。
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