あの「もみじマーク」が見直される。
当初は貼付を義務づけし、罰則規定もあった。
不評だったので、その後、罰則については凍結されていた。
あの「もみじマーク」は、公募したものだったらしい。
不評だった理由は、「枯葉みたい」や「涙のしずくを連想させる」だったとのこと。
これは少し勘違いもありそうだ。
高齢者が付けたがらない理由の大きな一つに、「高齢者と認識されると、運転の上で不愉快になる」がある。
今の社会は、高齢者にとりわけ優しいとは思わない。労りの気持ちは希薄だ。
むしろ、イジメの対象としたり、詐欺のカモにされたりしている。「振り込め詐欺」がいい例ではないか。
だから、「高齢者の看板」たる「もみじマーク」は、付けたくないのだ。
どこかのテレビで報じられていた話。
「もみじマーク」を付けた車が、尾行されていた。 信号でストップしたとき、うしろの車から男が降りてきて、保険の勧誘を始めたという。信号が青になっても離れず、やむを得ず、その男を乗せて走ったとのこと。
もう一つの例。
「もみじマーク」車を、うしろを走っている車が煽り行為をして、恐ろしい感じを抱いた。
つまり言いたいことは、今や高齢者はイジメの対象であり、カモなのだ。
どんなにスマートなマークにしても、私は貼付して走りたくない。
こんど公募する際の選定方針は、「高齢者が誇りをもって付ける気持ちになる」とか、「親しみやすい」ということらしい。
どんな方針で選定しても、私は付ける気持ちにはなれない。
そんなマークを付けたら、危険にさらされそうだ。
高齢者に対する社会の認識が変わらない限り、とてもその気にはなれない。
もちろん、高齢者自身も、信頼される人生経験者にならなければならない。
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