新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

夏の果て

2021年08月06日 15時42分10秒 | 写真と俳句

  遠峯に雲を被りて夏の果て    ひよどり 一平

 (とおみねにくもをかむりてなつのはて)

   ・・・・・・・

 昨年同様今年の夏も、コロナに怯えながら、日数を無駄に使っている。

 コロナ禍の中での五輪開催には大反対だったのだが、始まってしまえば、時にはテレビ観戦をしている日常。

 しかしながら、矢張りコロナ禍は更に深刻さを増してしまった。

 菅総理やオリンピック委員会としても、確固たるコロナ対策があってのことではなかった。コロナが暴れても術が無さそうだ。

 またもや、八月末日まで緊急事態宣言を発動するのだとか。

「ニッポンだって、一生懸命やっているンですよ」と言わんばかりのポーズなのだろうか。 

 やれやれ、日数だけが無為に過ぎ行き、明日は立秋だ。

 

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黄の薔薇

2021年08月05日 19時37分18秒 | 写真と俳句

   黄の薔薇を観て格別のこともなし    ひよどり 一平

  (きのばらをみてかくべつのこともなし)

    ・・・・・・・

 黄色の薔薇が咲いていた。

「この暑いなか、綺麗に咲いたものだなァ」と思った。

「偉いものだな」とも思った。それだけだった。

    ・・・・・・・

 東京都における今日一日の新型コロナの感染者数は、過去最多の5042人。急激に増えている。

 神奈川、埼玉、千葉の各県も、同様のペースで増えている。それどころか、全国至る所で急激に増加しているようだ。

 新型コロナの猛襲に対峙する側として、如何なる戦略を持っているのだろうか。

 旧態然とした体制や戦術で、対応できるのだろうか。

 オリンピックの開催を強引に推進した総理大臣として、新しい対応策を是非とも示すべきではないか。

 二番煎じの対策を、むにゃむにゃ言うだけでは、新しい道は開けない。

 

   

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青柿

2021年08月04日 17時41分12秒 | 写真と俳句

   青柿や塀の上行く他所の猫      ひよどり 一平

  (あおがきやへいのうえゆくよそのねこ)

      ・・・・・・・

 界隈に居所不明の猫が数匹いる。

 冬から春先ごろ、それらの猫が集まってくる。

 いろいろと手立てを尽くすのだが、猫どもには効き目がない。

 この季節になると、おおかたの猫は寄ってこない。来るのは一匹のみだ。

 その一匹も、柿の木あたりで見かけるが、そのほかは見ない。

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仏ごころ

2021年08月03日 17時39分00秒 | 写真と俳句

   踏まれつつ松葉牡丹の影寄り添ふ    ひよどり 一平

 (ふまれつつまつばぼたんのかげよりそう)

    ・・・・・・・

 公園までの道の辺に、松葉牡丹が咲いていた。

 もともと豪華な雰囲気の花ではなく、種が飛ばされて来たので、いきさつ上、芽を出して咲いているといった風情だ。

 申し訳ないことだが、元来この花はそんな感じの花ではないか。今にしてみれば、むしろ影のほうのに存在感がある。

 踏まれてもよさそうな処で咲いていながら、意外に、さほど傷んでいる様子はない。やはり通行人には仏ごころがあるのかもしれない。

 ここで「仏ごころ」という言葉を使った。言葉の使い方にいささかの疑問はあるが、ほかの言い様を私は知らない。

  

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へそ曲がり

2021年08月02日 15時29分41秒 | 写真と俳句

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   胡瓜長し臍の曲がるは親ゆづり   ひよどり 一平

 (きゅうりながしへそのまがるはおやゆずり)

  ・・・・・・・

 曲がった胡瓜が下がっていた。私の気分どおりのほどよい曲がりだった。

 赤ん坊のころから曲がっていたのか、長ずるにつれて曲がったのか、観察不十分な私には知る由もない。

 いずれにしても、こんな曲がりは大歓迎だ。

 しかし、生産者の言によれば、曲がった胡瓜は売りものにならないのだとか。

 料理する上で、面倒なのだろうか。

 食べる側の私としては、多少の曲がりは気にならないのだが。

  ・・・・・・・

 速報的なことで、真偽のほどはまだ分からないが、全国知事会の緊急理事会では、政府に対し、新型コロナ対策として、「ロックダウン」の措置を要請するとか。

 現行の日本国憲法でそれが可能なのかどうか分からないが、危機感がそこまで高まって来ているのだ。

 政府は、うじゃうじゃと言葉遊びをしているのではなく、今や重大な危機感を以って対処すべきと思う。

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