鬼灯の虫に喰わるるはまだか ひよどり 一平
（ほおずきのむしにくわるるはまだか）
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虫に食われ始めたかもしれない鬼灯だった。
でも、まだしっかりしていた。
界隈の風の始まりえのこ草 ひよどり 一平
（かいわいのかぜのはじまりえのこぐさ）
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狗尾草（えのころぐさ、えのこぐさ）とも、猫じゃらしとも呼ばれるこの草が私は大好きだ。
私が戌年生まれのせいか、猫より狗の呼び名のほうが好きかもしれない。
何よりも、荒れ地であれば、何処にでも生えているので、とても親しみやすい。私のような不精なカメラマンの被写体として、ありがたい草だ。
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ここのところ、新型コロナにかこつけ、かなり出不精になっていた。
乗り物を利用しない外出すら億劫だった。
そのためか、だいぶ身体が鈍った。特に足腰が弱ってしまった。
新型コロナの新規感染者がまだまだ増えている。行動には自ずと限界はあるが、許される範囲内で歩きたい。
秋暑し自転車置き場ほぼ満車 ひよどり 一平
（あきあつしじてんしゃおきばほぼまんしゃ）
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学校も企業も、夏休みの本番なのでしょうが、そんな折でも私には野暮用がやってきます。無粋なヤツなのです。
今日も行ってきます。
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（暑苦しさを表現したいと思い、白黒で撮影してみたのですが、かえって淡白な気分の絵になったかもしれません）
新涼や小猫の耳の聡きこと ひよどり 一平
（しんりょうやこねののみみのさときこと）
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オリンピックが終わった。
成功だったかそれとも失敗だったのか、私には判らない。
今夜は閉会式だ。
幾つかの競技をテレビで観戦した。おおよそは期待通り成果を挙げてくれた。選手や関係者の健闘に心から拍手を送りたい。
問題は新型コロナの猖獗だ。大変なことになってしまった。
多くの都府県で、緊急事態宣言を発動せざるを得なくなってしまった。先行きの見通しも立っていない。ワクチンも、医療資源も不足している。
国民の生命や健康に代えてよいほど、オリンピックは大切だったか。
オリンピックの開催とコロナの猖獗が、どうかかわったかは判らない。
しかし、今になってもそのことが問題だ。
白木槿坂を登れば友の墓 ひよどり 一平
（しろむくげさかをのぼればとものはか）
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運転免許証の書き換えに備え、眼鏡を新調したのだが、しっくりしない。
運転する上では、まったく問題はないのだが、パソコン操作の折、ややフィットしていない感じがする。
やはり、使い分けをしないといけないようだ。
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新型コロナの感染者の増嵩に歯止めがかからない。政府をはじめ関係者は、すっかり手を挙げてしまった感じがする。
変異株の所為にしているが、オリンピックだって原因の一つかもしれない。
私としても、外出制限が続いているせいか、外出自体に嫌気がさしてしまった。
病院へ行くのですらイヤになってしまった。
