見て見ぬふり

2010-09-10 07:52:06 | Bicycle
小学校2年生の長男。
学校から帰ってくるなり、ランドセルを放り投げて遊びに行く。

『おっと、待てまて!』と声をかけ、行き先と帰り時間を言わせる。
『時間は守るんだよ!』といって送り出す。

小学生の乗り物と言ったら自転車なのだが、フラフラよろよろと頼りなげなラインを描きながら走っていく…危なっかしい。
更に悪いことに、このくらいの子ども、平気でよそ見運転するんだな。

大丈夫だろうか…。
そう思えば思うほど、自転車で行かせるのが怖くなる。

昨日の行き先は近所の友だちの家…。
だが、一緒に行く友だちと待ち合わせるためにバス通りにある焼肉屋さんまで行くという。
最寄りのバス停から2つ先…。

『危ないから…』と言いたくなるのをグッと堪え、
『気を付けてね…。』と言う。

難しいところだ…。
一歩間違えたら交通事故の可能性もある…が、いつまでも親が付いて行くのもチト違う。
何処かで子離れなければならない。
この件に関しては、子どもの方はとっくに親離れしていて、
『自転車に乗るのなんて簡単さ!』と思っている。

でも本当は『安全に自転車に乗る』ということの方が大切なことで、それをできるようにすることが親の務めなわけで。

突き詰めれば『100%安全である』なんてあり得ない。
現に、おいらも事故に遭った。

100%を求めたら自転車なんて乗れない。
箱に入れていたって、ルールは覚えない。
誤解を恐れずに言えば、転ばないと痛みが分からない様に、どこかで大けがでない程度のケガも必要。

片目を瞑って見て見ぬふり…。
そうやって送り出す勇気も必要かと、最近ちょっと思う。



勿論、放任という意味ではない。
念のため。

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