嵐のあと

世間は年末である。
おいらは…一気に作業量が落ちた工場で黙々と後片付け。

先に書いたが、皆さんが年末を意識するクリスマス後…と言うのは、年始用の食品を製造するおいらにとっては既に『今年の年末は終了した』時期…今忙しいのは売る方。

今日は 12/27 で、今日慌てて商品を作り始めたって、包装されて出荷できるようになるのに『早くても』夕方まで掛かる。
それから物流に乗って…例えば大消費地・東京の場合…東京まで運んで明日の朝、そこから注文先ごとに仕分けされてスーパーさんの配送センターに入るのが明日の晩…商品が店頭に陳列されるのが 12/29 の開店時。
あくまでも『最速』の場合の話、全てを差し置いて最優先にした場合の話。

実際にはそんなわけにはいかないので、今日作った商品は…普通に考えれば大晦日か元旦に配送される分。

年末は小売業の皆さまにとって特別の時期。
クリスマス・年末モノ・年が変わって初売り…通常の物流でも、通常の物量でもない。

裏話をすれば、これから先はスーパーさんの店舗間で商品の融通が始まる。
今から頼んでもメーカーからの商品供給は間に合うかわからない…その理由は先ほど書いた通りだ。
だから、商品の売れ具合を見て、『店振り』と呼ばれる店舗間での商品再振り分けをする。

うちらは…年始からの『普段売り』の商品を作る時期。



お疲れ様…。
今までの活況がウソのように静まり返った工場で、嵐のあとを思う。