勝利

2013-04-15 04:48:24 | Daily Life
ウチらが住む町内は自治会がふたつある。
おいらが新潟に住み始めるずっと前から自治会の執行部がケンカして、ふたつに分裂したらしい…それから十年あまり、同一地区にふたつの自治会が混在する異常事態が続いていた。

おいらが滋賀から仮庵に引越してきた時に自治会費を集めに来たのは『A(仮称)自治会』…その時に町内の状況の説明は無かった。
まさか『そんなこと』になってると思わなかったおいらは、なんの疑いもせずに自治会費を払う…だって、自治会は普通に考えて会員の生活を守るための地域コミュニティだからね。
ところが、住み始めてから同じ地域に『B(仮称)自治会』が存在すると知る。
選ぶ余地もなく『A自治会』の会員にされてしまったおいら…それから 3 年あまり、困ったことに直面することになる。

まず…子ども会が分断していて機能しない。
親のケンカに子どもが巻き込まれるという最悪のパタン… orz。

隣とのコミュニケーションが上手く行かない。
だって、隣のウチが違う自治会の会員なんだもの…回覧板だって違うことが書いてあるし、緊急時の避難誘導も別…あり得ねー。

B自治会はAとの統合に積極的だった。
いがみ合っていたのは過去のこと、時代は変わった…と。
ところがA自治会の執行部は話し合いの席に着こうとしない。

A自治会の執行部は、なんと 10 年以上変わっていない。
会長をはじめ役員の立候補は認められず、会長の信任で決められていた…もちろん『自治会の規約に違反して』である。
年代わりの班長を集めて総会が開催されるも、『年代わりのものに何が分かる?』と強権で突っぱねて総会での信任決議をさせなかった。

だが…いがみ合うだけで自治会員の生活を疎かにした執行部への不満はもう抑えきれず。

4/14 桜が満開の新潟市。
これ以上ない絶好の花見日和をフイにして、A自治会の総会の席に班長達が集まった。

初っ端から動議発動、規約通りに総会での信任を経て執行部が成立するという当たり前のことの確認。
執行部の取り巻きである議長は『俺がこの動議を認めない!』というアホさぶり…議長は自分の意見を言うなって。
さらには『俺に意見を言わせてくれ!』と会長が割って入る…だから、動議を審議しているのは総会の構成員である班長だってば。

結局、『当たり前のことを当たり前にせよ』という班長達の意見に押され、信任投票を渋々と実施。
結果は…投票数 30 に対して、信任 1 不信任 26 棄権 3 。
総会に参加できなかった班長の委任状が 27 人分あっても、投票数が過半数以上を確保しているので成立。
だが、その委任状を『執行部の判断に従うという委任状である』と言い始める執行部『信任が 28 票だ』と…だから、委任状って言うのは『総会の決定事項に対しての委任』が普通だってば(呆)。

なんとか権力の座にしがみ付こうとする執行部を引きずり下ろすのに 3 時間半。



良識ある議長と会長代行が選任され、漸くA自治会は正常化する方向。
やっとB自治会との統一に向けて動き出せる。

この土地に家を建てた以上、今のままはあり得ない。
住みやすい地域こそが日常生活の足場だからね。

花見を見送った甲斐があった。

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