エッ、じゃあどこの玄関口?
私たちの街・岐阜の玄関口、つまり、JR岐阜駅のリニューアルが完成したのです。
1997年、岐阜市民念願の東海道線の高架化が完成し、それまで鉄路で分断されていた街の北部と南部が繋がりました。
それを期して岐阜駅周辺の再開発や整備事業が行われてきました。
いち早く整備を見た南口
駅の南口はいち早く整備されたのですが、表玄関の北部の整備が折しも岐阜市制施行120周年のこの年に完成し、ついに一連の事業が完結したのです。
9月26日、それを祝うセレモニーが行われました。
といっても駅が新しくなっただけだろうといわれそうですが、まあ、一度、ご覧になってください。
まさに岐阜の玄関口にふさわしい環境が整えられたのです。
そのひとつは、駅前広場に設けられた「自然林」の一角です。そこにはいると、まさに深山幽谷の雰囲気があります。「岐阜は木のくに、山のくに」を象徴しているのですが、それにはさらに仕掛けがあるのです。
工事中の北口を上空から(2007年)
この自然林、岐阜の山野に自生する、イロハモミジ、ツブラジイ、アラカシ、コナラ、ヒトツバタゴ、ソヨゴ、コブシ、などなどが集められていて、それぞれの季節の風情を楽しむことが出来ます。
あ、あなた、何かいいたそうですね。そう、サクラはどうしたのだとおっしゃるのでしょう。
これが駅前広場?深山幽谷の風情が・・・
そこに抜かりはありません。ソメイヨシノや十月桜などはもちろんのこと、目玉は、岐阜県の名木といわれるサクラを、このエリアに集めたことです。
薄墨桜、荘川桜、中将姫誓願桜、高桑星桜などなどがそれです(あ、書いてる本人も余りよく知らない桜もありますね。お客様に訊かれる前に勉強しなくっちゃあ。メモメモ)。
ですから、このエリアでは、居ながらにして天然記念物クラスの桜を楽しむことが出来るのです。
来年の春が楽しみですね。
ベンチで森林浴などいかがでしょう
しかし、今回、完工のラストを飾ったのはそれではありません。
岐阜といえばこの人、高橋尚子さん・・・ではなくて織田信長の銅像がお目見えし、その除幕をもって全工程にピリオドを打つこととになったのです。
銅像・・・というのでしょうか、何せ、天下の奇将といわれた信長像ですから、そこら近所の銅像とはわけが違うわけです。
どう違うかは、共同通信が26日に配信した記事を引用してみましょう。
これが全体像です
「天下統一を推し進めた戦国武将、織田信長の金箔の銅像がJR岐阜駅前広場に建てられ、26日、除幕式が行われた。像は高さ約3メートルで、台座を含めると約11メートル。<新しいもの好き>といわれた性格を表すようにマントを羽織り、火縄銃と西洋かぶとを手にしている。」
で、具体的なイメージを、除幕式直後のほやほやの写真でお目にかけましょう。
どうです、いかにも信長らしくて面白いでしょう。
織田家の家紋もくっきりと・・・
金ピカはちょっとやりすぎだとおっしゃるのですか? いいえ、いいんです。
ポルトガルの宣教師、フロイスが岐阜の街を訪れ、岐阜城で信長に接見した折の見聞を、彼の書いた「日本史」に見ると、こうあります。
「三層四階建ての御殿風の天守閣が建っており、その内部は金箔と絵画で飾られた壮麗なものだった。」
そうなのです、これぞ信長の真骨頂なのです。
秋風に金のマントが翻っているようでした
このスタイルで信長像は、駅舎の方をキッとして見つめています。
それは、岐阜を訪れる人たちへの歓迎の眼差しであり、同時に旅する人々の安全と幸せを祈願する表情であるように思います。
当館へ列車でお越しになる折りには、その行き帰りのどちらかに少しお時間に余裕を持たれ、「自然林」での森林浴と、信長像とのご対面をお勧めします。
岐阜を観光された折りの、おまけのお土産話になることは間違いなしです。
あ、そこだけ見て帰らないで下さいよ。
是非、当館にお越しいただき、そのご感想などお聞かせ下さい。
私たちの街・岐阜の玄関口、つまり、JR岐阜駅のリニューアルが完成したのです。
1997年、岐阜市民念願の東海道線の高架化が完成し、それまで鉄路で分断されていた街の北部と南部が繋がりました。
それを期して岐阜駅周辺の再開発や整備事業が行われてきました。
いち早く整備を見た南口
駅の南口はいち早く整備されたのですが、表玄関の北部の整備が折しも岐阜市制施行120周年のこの年に完成し、ついに一連の事業が完結したのです。
9月26日、それを祝うセレモニーが行われました。
といっても駅が新しくなっただけだろうといわれそうですが、まあ、一度、ご覧になってください。
まさに岐阜の玄関口にふさわしい環境が整えられたのです。
そのひとつは、駅前広場に設けられた「自然林」の一角です。そこにはいると、まさに深山幽谷の雰囲気があります。「岐阜は木のくに、山のくに」を象徴しているのですが、それにはさらに仕掛けがあるのです。
工事中の北口を上空から(2007年)
この自然林、岐阜の山野に自生する、イロハモミジ、ツブラジイ、アラカシ、コナラ、ヒトツバタゴ、ソヨゴ、コブシ、などなどが集められていて、それぞれの季節の風情を楽しむことが出来ます。
あ、あなた、何かいいたそうですね。そう、サクラはどうしたのだとおっしゃるのでしょう。
これが駅前広場?深山幽谷の風情が・・・
そこに抜かりはありません。ソメイヨシノや十月桜などはもちろんのこと、目玉は、岐阜県の名木といわれるサクラを、このエリアに集めたことです。
薄墨桜、荘川桜、中将姫誓願桜、高桑星桜などなどがそれです(あ、書いてる本人も余りよく知らない桜もありますね。お客様に訊かれる前に勉強しなくっちゃあ。メモメモ)。
ですから、このエリアでは、居ながらにして天然記念物クラスの桜を楽しむことが出来るのです。
来年の春が楽しみですね。
ベンチで森林浴などいかがでしょう
しかし、今回、完工のラストを飾ったのはそれではありません。
岐阜といえばこの人、高橋尚子さん・・・ではなくて織田信長の銅像がお目見えし、その除幕をもって全工程にピリオドを打つこととになったのです。
銅像・・・というのでしょうか、何せ、天下の奇将といわれた信長像ですから、そこら近所の銅像とはわけが違うわけです。
どう違うかは、共同通信が26日に配信した記事を引用してみましょう。
これが全体像です
「天下統一を推し進めた戦国武将、織田信長の金箔の銅像がJR岐阜駅前広場に建てられ、26日、除幕式が行われた。像は高さ約3メートルで、台座を含めると約11メートル。<新しいもの好き>といわれた性格を表すようにマントを羽織り、火縄銃と西洋かぶとを手にしている。」
で、具体的なイメージを、除幕式直後のほやほやの写真でお目にかけましょう。
どうです、いかにも信長らしくて面白いでしょう。
織田家の家紋もくっきりと・・・
金ピカはちょっとやりすぎだとおっしゃるのですか? いいえ、いいんです。
ポルトガルの宣教師、フロイスが岐阜の街を訪れ、岐阜城で信長に接見した折の見聞を、彼の書いた「日本史」に見ると、こうあります。
「三層四階建ての御殿風の天守閣が建っており、その内部は金箔と絵画で飾られた壮麗なものだった。」
そうなのです、これぞ信長の真骨頂なのです。
秋風に金のマントが翻っているようでした
このスタイルで信長像は、駅舎の方をキッとして見つめています。
それは、岐阜を訪れる人たちへの歓迎の眼差しであり、同時に旅する人々の安全と幸せを祈願する表情であるように思います。
当館へ列車でお越しになる折りには、その行き帰りのどちらかに少しお時間に余裕を持たれ、「自然林」での森林浴と、信長像とのご対面をお勧めします。
岐阜を観光された折りの、おまけのお土産話になることは間違いなしです。
あ、そこだけ見て帰らないで下さいよ。
是非、当館にお越しいただき、そのご感想などお聞かせ下さい。