大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

立春と二十四節気(土井)

2011年02月04日 20時41分35秒 | Weblog
日本列島に居座り各地に大雪をもたらした寒気団も去り、昨日今日と打って変わった暖かい日に恵まれました。
そして今日はまさに昔から春立つ日とされる二十四節気の最初の「立春」でもあります。
先回の本欄にも記したこの二十四節気についてですが、「今日は二十四節気の一つ○○です」などという表現に時としてお目にかかることがあり、あぁそうなのかと軽く受け止めます。
それは別に深く詮索する必要も無く、何となく季節の変わり目を知らされているという感覚だけで十分だからだろうと思います。

ものの序でですからこの二十四節気と現行暦の大体何日頃に当るかを列挙してみますと
立春(2・4)、雨水(2・20)、啓蟄(3・6)、春分(3・21)、清明(4・5)、穀雨(4・20)、立夏(5・5)、小満(5・21)、芒種(6・6)、夏至(6・21)、小暑(7・7)、大暑(7・23)、立秋(8・8)、処暑(8・23)、白露(9・8)、秋分(9・23)、寒露(10・8)、霜降(10・23)、立冬(11・8)、小雪(11・23)、大雪(12・7)、冬至(12・22)、小寒(1・5)、大寒(1・21)となっています。

陰暦では1年360日をこの二十四節気に(更に七十二候に)分け暦の上での季節を定めていました。
地方によって遅速はありますが暦の上ではこの立春から春になります。
またこの二つづつが夫々の季節を三分することになります。例えば立春と雨水が初春、啓蟄と春分が仲春、清明と穀雨が晩春で以下初夏、仲夏、晩夏、初秋・・・・となり小寒と大寒の晩冬をもって一巡します。
このように四季のある我国では古来よりそれに合わせて農耕を営み、季節の移り変わりと農業や漁業その他の生活に応じて祭を催したり、いろんな準備をしたりして日頃の暮らしのリズムとしてきたともいえます。
現代に生きる我々も類稀なる四季に恵まれた風土と季節の変化を古人同様、より深く意識し、利用し楽しみたいものです。