散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

ゆるめの一日散歩(6)

2020-11-01 20:20:26 | 飲み歩き・琴似界隈
2軒目はいつものバー「D」へ。一番目の客となった。11月1日に出たばかりの今月のお勧めメニューを見る。まずは穏やかなグレンロセスシェリーカスクリザーヴが良さそうだ。



香りも飲んだ感じも、ちょうど良い甘さ。時にこのような刺激を抑えたウイスキーが美味しく感じられる。

そういいながらの2杯目はカリラカスクストレングス11年(SMWS)でガツンと来るやつを飲もう。タイトルに「Sandalwood by the sea / 海沿いの白檀」に乗せられたせいかもしれないが、どことなく普通のカリラに加えて、香木のような香りがある。



ちょっと東洋風の味わい(ラベルにも鳥居が描かれている)を楽しみ、途中から加水して香りを立てるのもいい。

今日の3杯目はマスターがSNSに投稿していたのに乗っかり、恥ずかし注文「ウォッカマティーニをシェークで」頼んでみる。我々世代にとっては「007といえばこの人」ショーン・コネリーの死去に伴っての注文である。



何と言ってもショーン・コネリーのエロ親父っぷりが子供心にもたまらないのであった。それから日本を舞台にした映画で丹波哲郎が主役級で出ていたのも記憶に残るところである。

ということで、まだ時間は早いがすっかり酔っぱらっての帰宅となった。この後はテレビを少し見てから早めに寝る。今日は移動の合間を見て、岩見沢と苫小牧銘菓も何とか購入しておいた。

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ゆるめの一日散歩(5)

2020-11-01 18:55:32 | 飲み歩き・琴似界隈
さて、苫小牧から琴似への移動は、いつもの話なので面白いことはない。日曜日であるから、通勤時間帯でもさほど込んでおらず、座って本を読みつつ帰ることができた。今日は琴似で一杯やっていきますか。

本来ならば苫小牧、または途中の駅(白石とか)で一杯やるのも一日散歩の楽しみなのだが、日曜日だと店が開いていない可能性が高い。土地勘のある琴似に戻り、まず一軒目は久々の訪問となる居酒屋「T」へ。ちょうど先に入って行った2人組が先客となり、カウンター席には私一人である。

まずはウーロンハイと通しはチーズ入りさつま揚げ、カスベ酢味噌である。これを食べつつ、じっくりメニューを眺める。



いつも通りの刺身盛り合わせは頼むとして、先客が結構注文しているから、簡単に出てきそうなチーズ豆腐だな。予想が的中して、早めにやって来たチーズ豆腐をつまむ。味はまさにチーズと豆腐の中間で、ワカメ、鰹節、茗荷などの薬味もいい感じだ。



続いてやって来た今日の刺身は5種盛りとなかなか立派。左からサーモン(サクラマスかも)、ブリ、シマゾイ(多分)、ニシン、ホッケという布陣。



サーモンは必要以上に脂がなく歯ごたえもいい感じ。ブリは申し分のない脂の乗りである。シマゾイと思われる魚は歯ごたえが実にあり、トロっとしたホッケとは食感がかなり異なる。ニシンは小骨が歯に当たらないように上手くカットしてあり、光ものが一品あるところが嬉しいね。

少し寒くなってきた季節に合わせて、ここで燗酒2合を注文。しばらく刺身を楽しむ。

さあ、今日の締めは合鴨の朴葉味噌焼きとするか。合鴨と下にある葱味噌を混ぜて食べる。やっぱり肉っ気は少し必要だね。添えてある舞茸もいい感じに火が通っていて、これはなかなか美味かった。



よし、もう一軒行くか。
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ゆるめの一日散歩(4)

2020-11-01 16:07:00 | 美術・アート
今回、あまり厳しい移動日程を組まなかった理由の一つが、経路検索をしていると岩見沢からの移動手段として室蘭本線が出てきたことである。久々にこの経路に乗って見たくなったのだ。しかし、世の人は岩見沢から苫小牧まで千歳線を経由しない鉄道ルートがあることを知っているのだろうか?



ということで、12:45発苫小牧行きに乗車。しばらくは高校生のガキどもが煩い。

そいつらがいなくなった頃(由仁で静かになった)に写真撮影。古山(ふるさん)、三川(みかわ)など、名前が記憶にない駅もあるね。



そうか、安平駅も通るのか。



というところで苫小牧到着。目的地はもちろんあそこだ。

■苫小牧美術博物館「吉田傑の段ボールといきもの」。



「屏風の虎」:殿様「一休さん、虎を屏風から追い出したので、後はよろしく」、一休「むむー」。



「S(h)ake!」:宙を飛ぶように泳ぐ鮭。



「アンモナイト」:高さ180cm。奥には博物館収蔵のアンモナイトもセットで展示されている。



■苫小牧美術博物館「企画展「八王子千人同心と蝦夷地」」。資料出品は函館市中央図書館、八王子市郷土資料館、門別稲荷神社、無料山自然院大成寺、七飯町歴史館、寶樹山正受院極楽寺から。

「CARTE GENERALE DES DECOUVERTES」:1787年の北海道よりも樺太の方が正確に描かれた地図。ロシア南下政策の影響か。
「蝦夷図」:これは日本製の地図だが、渡島半島、噴火湾あたりまでは何となくわかるが、それ以北はメチャクチャである。

八王子千人同心は1799年に蝦夷地が幕府直轄になったのを受けて、1800年に来道。激しい寒さ等で病死(130名中32名)、帰国(同19名)が相次ぎ、約4年で一旦中断された、大変な事業なのである。いくら道南地方とはいえ、北海道の冬を貧弱な建物で過ごすのは難しかろう。

幕末になりロシア、アメリカ、イギリスなどの来訪を受け、再度八王子千人同心が来道することになる。しかし、函館戦争に巻き込まれた千人同心は幕府軍・反幕府軍に分かれて戦うこともあり、戦死や負けた側は本州に強制送還されるなど、何とも悲しい結末を迎える。

しかし一部の人は七飯町などに開拓民として残り、旅館を経営したり、蓴菜を栽培して生計を立てて暮らしたのだそうだ。



中庭展示は磯崎道佳「世界には塵ひとつない」が展示されている。コンセプトは「立派な台座に、ばかばかしいほど大きなホウキを彫像のように展示したい」とのことで、権力者や上から見下ろすような彫像に対する皮肉になっているのだろうか。





これにて美術鑑賞は終了。入場者は1桁しかいなかったと思うので、安心して見ることができる。



再び歩いて苫小牧駅に向かう。後は帰るだけだ。

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ゆるめの一日散歩(3)

2020-11-01 12:46:20 | 食べ歩き
それでは少し人が出てきた商店街を戻りつつ、岩見沢で昼食を取ることにしよう。







空知地方だけに馬なんこ(ホルモン)がある。岩見沢と言えば雉も興味があるところだ。





建物の上の方はガラスが割れている。







ここは新しい酒屋さんで、立ち飲みができるようだが日曜日は定休日か。いつか行ってみたいものだ。





展覧会で見た寿司の模型を見て寿司を食べたくなっていたのだが、岩見沢が内陸部だということを思い出して方向転換(但し、今の北海道は内陸部だからと言って魚の質が悪いということはそれほどない)。結局、洋食店を訪問する。メニューを見るとトルコライスがあったので、これだとばかりに即注文する。



やって来たトルコライスはカレーピラフの上にポークカツとドミグラス。謎の煮豆(野菜と思えば良いのか)と紫玉葱のドレッシングがかかったサラダ、ポテトサラダ添えだ。湯呑カップのようなものにスープが入っている。

カレーピラフは味にパンチが無かったが、組み合わせを考えるとこれで良いのかも。ポークカツは揚げたてで、ドミグラスもなかなか美味かった。食後にチョコレートケーキとコーヒーが出る。



実はちょっと不満なところもあって、うーん、次はどうするかな。この後、駅方向へ。

道に面したところは4階? 次は3階? 奥は2階建てに見える不思議な建物。



駅前のたこやき・やきそば屋さんはにぎやかに営業中。



駅の横ではフェスティバル中。そこそこ人出があった。



岩見沢駅に戻り、i-Boxで「Nostalgia 吉川幸佑」写真展。



さらに「鉄道模型展」を見てから、次の列車に乗り込む。
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ゆるめの一日散歩(2)

2020-11-01 10:45:57 | 旅日記
10時少し前になり、第一の目的地、岩見沢市絵画ホール・松島正幸記念館へ。



あれ、2年前に来た時には無かった像が建物の前にある。



■岩見沢市絵画ホール・松島正幸記念館「ホープ展 加藤大幹・小松美月・佐藤絵梨香―なんでもないを見つめるー」。
佐藤絵梨香「ピンク」:小品ながら心温まる雰囲気がする。



小松美月「クリーム色の午後」:ボナールっぽく見えるなあ。結構好みの作品が多かったのだが、ここで紹介するのは1点だけとしておきたい。



加藤大幹「見られるもの」:静物画の題材として見られるモノたちを描いているが、左下の鏡に人間の足元が写っており、そこに人の存在を感じさせる。この人の作風は全体的に端正である。



■岩見沢市絵画ホール・松島正幸記念館「アールブリュット展」。一部は撮影しても良さそうだったが、撮影禁止の作品もあり、その境目が良く分からないため写真は無し。

keita Jinno「ギンザケ」:銀鮭の鱗の光を見るような、自由な色遣いがいい。
鉄地河原勝彦「500羅漢シリーズ」:墨汁によるポートレートだが、迷いのない線でそれぞれの人を描き出している。
千葉由佳里「カラフルでゆかいな仲間たち」:動物と細かい模様のパッチワークのような絵画。

中川日美「きたかろううまかろう」:北菓楼の建物とメイドに扮した猫、パフェを描いた作品。
高丸誠「無題」:セロハンテープとマジックで黒ぶちメガネの枠を大量に作ったもの。
遠藤雛「無題」:粘土製のミニチュアフードで、特に寿司が目を引く。寿司を食べたくなったなあ。

佐藤麻衣子「奥歯ちゃん」:ファンタジーとミステリアスな雰囲気を両立させた、完成度の高い点描。
佐藤麻衣子「ユメ-ダルマサンガコロンダ-」:忍び寄るぬいぐるみ。すでにつるされたぬいぐるみは、だるまさんが転んだで動いたのがバレたということか?

その他、館内の作品を撮影する。

峯田敏郎「核家族のためのモニュメント」。



2階への階段。建物にも趣がある。



伊藤公一「殻」。



作品名の所が光って見えない。



工藤一男「花」。



絵画ホール正面は片方が銀杏並木であった。



通りに出たところに寺があり、仏像が2つ並んでいる。私の生まれた年に寄進されたものだそうだ。



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ゆるめの一日散歩(1)

2020-11-01 09:55:32 | 旅日記
谷間の月曜日を休むことにしたため、4連休の2日目となったこの日。久々にJR北海道の一日散歩きっぷを買って出かけることにした。この切符を使うときは、大体ものすごくハードスケジュールになることが多いのだが、今日はゆとりを持った日程とした。

8:00のバスに乗ってJR琴似駅へ。出発もあまり無理のない時間帯である。



日曜日朝の琴似駅はさほど混雑していなかった。



エアポートに乗る人たちを見送って、その次の6両編成の普通列車で岩見沢へと向かう。札幌近郊はそれでも少し人が多かったが、徐々に乗っている人は減って来て、約1時間で岩見沢到着。10時前の岩見沢には人気があまり無い。



駅前から街中を見る。



まずは駅を出て、右手に向かって少し散歩。目的地が10時にならないと開かないのだ。



廃墟ビルかと思ったら、今年の5月末まで営業していたらしい。寂しさだけがつのる地方都市散策である。



街中に戻るが、営業しているのかしていないのか分からないような店が多い(営業していたらすみません)。





この食堂は日曜休業で、営業は継続しているらしい。



建物に雰囲気があるので岩見沢に来るたび撮影してしまうのだが、普段は営業しているのだろうか?



経済に貢献するため、お菓子くらいは買っていきたいよね。



この店(かつては有名な料亭?)は、今日のランチ営業は休み。一度行ってみたいけど…。



たまたま人がいないところを撮影しているが、私が見ている間にも3人の客が入店していたラーメン店。周りは車の無法駐車祭りで、人気店らしいのは良いのだが、ちょっとなあ…。



その裏手にある長屋的建物。



営業しているのやら…。

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2020年10月のまとめ

2020-11-01 06:43:25 | 日記
【10月】
行った美術館、ギャラリー数=46。週末が5回あったが今一つ。
読んだ本=32冊。低迷。
買った本=25冊。もう一つ伸びないね。
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