散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

20201121最近読んだ本

2020-11-21 23:09:33 | 読書
ちょっとやられているためマンガに逃避してしまい、読書が捗らない。

■「トランスヒューマンガンマ線バースト童話集」三方行成
ガンマ線バーストを乗り越える人類の物語を、童話調で。

■「万博聖戦」牧野修
1970年と2037年の大阪万博を舞台に、オトナとコドモの戦いを描く作品。今の日本の姿を描いた戯画ともいえる。

■「忘れじの外国人レスラー列伝」斎藤文彦
私は全日派なので、思い出深いのはテリー・ゴーディ、スティーブ・ウィリアムスかな。どいつもこいつも死んでしまったよ。

■「四大空港&ローカル空港の謎」風来堂
目次に登場した32空港の内、私が行ったことがあるのは12空港であった。空港でゆっくりする余裕がないのと、昨今の状況ではねえ。9月に行った新潟空港も寂しい状況だったよ。

■「ひきこもりグルメ紀行」カレー沢薫
各地の名産を取り寄せて書いたエッセイで。今の時代にマッチしているのか? この本を読んで気がついたのは、カレー沢薫という筆名は、カレー沢・薫と区切られることと、女性であったことだ。

■「キングレオの帰還」円居挽

■「O.tone Vol.145」
今月はPizza特集。ピザは一人では注文しづらい問題を解消してほしいものである。某イタリアンファミレスチェーンのは小さくて安いので、手が出しやすいのだ。

■「放課後の嘘つきたち」酒井田寛太郎
マンモス高校の部活連絡会に集まった3人の物語。青春モノ。
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20201121ギャラリー巡り

2020-11-21 15:34:48 | 美術・アート
本日は大丸→三越→さいとう→SONY→オマージュ→らいらっく→資料館→近美の8カ所。

なんとか雨が上がりそうなタイミングで出発。



ちょうど昼頃の三越前交差点。観光客がぼちぼちいるようだが、全体として人は少な目。



すすきので昼食を取ろうとすると、ホテルが封鎖されていた。確か新型コロナの軽症者を受け入れているんだったっけ?



■ギャラリーオマージュ「清水若奈個展~ここから~」。手紙や封筒をモチーフにした絵画展。

富士フイルムフォトサロンの展覧会は中止になっていた。主催者が薬学博士で薬剤師であり、常識的には万全の対策など取れないとの判断らしい。



■らいらっく・ぎゃらりい「井桁雅臣展 Vol.3 青い、青い実」。
左から「アタタカイ雨」「水上のアリア」「ミントの光」「月夜の匂い」。



左から「ひとつの青い水の音」「夜の蜻蛉」。



地下鉄にも急遽のことであろう。ホームドアに感染拡大防止の掲示がされている。



■札幌市資料館「定鉄電車で温泉へ! 定山渓鉄道 写真&資料展」。気持ちだけでも旅気分で。
吉田初三郎の定鉄路線図の鳥瞰図。



定山渓鉄道の豊平駅模型。



この他、各駅紹介やキップ、時刻表などが展示されていた。乗って見たかったなあ~。

久しぶりに目に入った、本郷新「賛歌」(背中を向けている方)。



こちらは、本郷新「躍進」。



■北海道立近代美術館「諸星大二郎展 異界への扉」。私は大体マンガの生原稿が展示されても断片的なので、あまり真剣に見たことが無い。しかし、さすがは諸星大二郎である(←実はほぼ読んだことが無い)。4ページの原稿展示でも字がビッシリ書いてあり、読ませる迫力がある。つい引き込まれて、原稿は全部読んでしまった。

「ご挨拶色紙」:展覧会のための描き下ろし。入口には「ご来館ありがとうございます」、出口には「ありがとうございました。出口はこちらです」と書いた色紙がある。さすが現役作家。

私が興味を持った作品は「マッドメン」「妖怪ハンター」「栞と紙魚子」あたりかな(初心者でスマン)。その他、パプアニューギニアの仮面、飾りや、諸星に影響を与えた絵画(デューラー、ギュスターヴ・ドレ、ダリ、ゴヤ、マグリット、デルヴォー等)の主に版画が展示されていた。

万寿堂編「漂流記集」:西尾市岩瀬文庫が所蔵する作品。日本で「初めてUFOを描いたのではないか?」と言われる作品である。
ギュスターヴ・ドレ「彼らは自然とあふれる涙を拭いさった」:ドラマチックで上手い。
エドモン・デュラック「人魚姫」:ヴィクトリアンゴシック調で、海の中の色彩を見事に表現した作品。
ポール・デルヴォー「海は近い」:これは姫路市立美術館で見たな。今回の展示で、最大の油彩作品。なかなか良い。

後期の展示では展示の入れ替えがあるようなので、もう一度見よう(12月15日~)。



一通り見るのに1時間半ほどかかり、疲れた。「日本の美」はまた次回見ることにしよう。

ファンの方はぜひロビーにある、キモイ顔出しパネルで写真を撮りましょう。この奇怪な生物は、ダリの「茹でた隠元豆のある柔らかい構造」に影響を受けたものだそうだ。



※追記
なお、展覧会の初日に行ったのは、もしかするとこの先、展覧会の一時中断や期間短縮の可能性を考えたため。そういうことが想像されるほど、札幌の状況は良くない。第2波の時とは比較にならない感染者数である。
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この3連休のイベント-贅沢な昼食(1)

2020-11-21 13:00:51 | 食べ歩き
本来であれば、この週末は後志方面に出かける予定だったのだが、さすがに様子を見ようとキャンセル(といっても予約していたわけではないので、金はかからない)。本屋さんに行き、軽めにギャラリー巡りをしつつ、昼食を食べよう。

ちょっと良いものでも食べるかと思ったら、先日考えた昼食の企画が思い浮かんだ。よし行ってみるか。

ということで、初めての訪問となるすすきのの「K」家へ。まあ、普通の札幌市民はそんなに来ないよね、多分。



立派な入口から入り、出迎えのコロポックル人形を撮影しつつ、様子をうかがう。



中に入ると、ロビーにはさっぱり人がいないようだが、大丈夫かなあ? 受付の所に行くと、手のアルコール消毒と検温を依頼される。自動検温機で額の所で体温を測ると33℃台。いつも思うが、季節が冬の場合、全く正しい測定ができないように思う。完全に気休めだね。結局、服に隠れている所で測って下さいというので、二の腕で測ると36.5℃。ということで、エレベータで3階に案内された。

3階の少人数用座敷席には先客が1組(2名…)しかいない。声を聞くと関西からの観光客だな。



この後、先客が先に帰ってしまい、広いフロアに私1人という恐るべき事態が発生したが、すぐに1組2名と1人客(私以外の猛者がいた)が来て、合計4名が食事をすることになった。それにしても、これは気が遠くなりそうな状況だね。

さて、食事は何にしよう。この店、蟹とはあまり関係のないランチもやっているのだが、土曜日は千円以下のランチはなさそう。かといって、あまり豪勢なものもいきなりどうかということで、かにちらし膳というのを注文することにした。その前に大雪の蔵冷酒で一杯始める。



待つことしばし、到着したかにちらし膳の全景はこんな感じである。



まずは熱いものからということで、天ぷらを行ってみよう。天ぷらのメインは蟹ではなく海老だったが、なかなか食べごたえのある立派な海老である。野菜はナス、しし唐、さつま芋で、これを食べつつ酒を飲む。



一段落したところで、前菜を食べよう。見た感じ何だかよく分からなかったが、キノコと青菜のお浸しらしく、これ悪くないですね。大体、通しなんてつまらないものが多かったりするのだが、ちゃんとした料理になっているように思う。



そしてズワイかに小鍋が仕上がってきた。蟹は脚、爪、足の付け根の部分が入っており、豆腐・白滝・白菜・水菜・えのき・人参等がわきを固めている。



早速蟹の身を出そうとしたが、ちょっと火が入り過ぎたせいかなかなか手こずる。味は蟹の味はそれなりにするが、どっちかというと出汁の味に染まる感じがするね。具材を食べてしまってから、出汁を吸物代わりにして、取っておいたかにちらしをつまみに酒を飲む。かにちらしは結構身が乗っており、冷める心配がないから締めにはいいよね。



見た感じ、それほどボリューム感があるとは思わなかったが、すべて食べると完全に腹一杯になった。費用対効果をどう見るかというところもあるが、それなりに蟹を食べたし、周りに誰もいないので感染の心配もないし(客が出た後の消毒はかなりしっかりされているようであった)、心落ち着く昼食であったと言えるだろう。

エレベータで1階に降りると、加藤孝造(多分)「順波逐流」という巨大な陶板作品が飾ってあった。この題名は「随波逐流」から作った造語なのかな? 何だかあまりいい意味には思えないけれども…。



後志地方に行った場合、交通費だけで4000円以上かかったはずなので、多少贅沢だったが、悪くないお金の使い方をしたと思う。
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