春夏秋冬 思いのままに

春夏秋冬東西南北右往左往の過去現在、そしておそらく未来も

題名が無いという事について

2011年06月12日 | アンバランス
題名が無い絵がときどきあって
それが抽象画だったりすると
とたんに混乱してしまう
どのように鑑賞したら良いのか
解らないのです

無題だからといっても
作者はそれなりの思いを持って
対象を持って書いたのを理解しようとすると
とたんにパズルを解く気分になって混乱するのです。

今日は栃木県立美術館に行って
そういう絵を観てきました。
非常に疲れました。
関谷富貴
無名というより作品を発表していないのだから
知る人の方が少ない筈です。
強烈な色使いの上に抽象でせいぜい10号まで
小さい作品が200点、だから疲れました。
夫の関谷陽が具象の柔らかい調子で
それが最後に数点あったので助かりました。


常設で池田満寿夫の小品も2点ありました。
これも無題の抽象。
ド素人の私がいうと怒られるかも知れません。
これこそ無題で発表するのはどういう事かと思うのです。
勝手に推し量れというのはあまり良い態度とは思わないのです。
その人の思想と表現力を確認したいじゃないですか。
亡くなった方だから尚更です。
作品は残りますからね・・。



疲れた一日でした。


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