春夏秋冬 思いのままに

春夏秋冬東西南北右往左往の過去現在、そしておそらく未来も

P610と云うスピーカー コーンがぺらぺらで

2016年10月02日 | 思い出話
P610を使ってスピーカーボックスを作ったのは
昭和46年ごろでパイオニアや山水、トリオが幅を利かせて
日立やテクニックスは技術で勝負の頃

その中で三菱ダイヤトーンは何というか
別格で箱の作りと云い音の質と云い
ダイヤトーンと云う名前の響きが
恐れ入りましたと云う具合に響いたのです

ところがそのユニットと云ったら
裏を覗くと貧弱な2ウェイで
他のメーカーの3ウェイ25センチや30センチとは
見栄えの点では見劣りしたのです

この頃からPW25を使って2ウェイを組み立てて
更にP610でフルレンジを組み立てたのです

能率の悪いスピーカで回路を切り替えると
数ノッチボリュームを上げなければ成らなかったのです
あの音の特徴はしっとりとした
いかにも日本的な落ち着いた音で
PW25の2ウェイの乾いたのとは違って
良いなーと思ったものです

コーンはペラペラでエッジはスポンジで
何年かしたらボロボロに崩れたのです

今でもエッジを張り替えて
聞いている方もいると聞きますが
あのスピーカを鳴らすのは
今では大変なのではと思うのです

やはりエッジのダレた真空管アンプの方が
似合う気もする訳です




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