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日経平均、7月高値更新ならず

2023年12月31日 | 捕らぬ狸の経済


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  朝日新聞 2023.12.30
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東京証券取引所は29日、今年最後の売買となる大納会を迎えた。
日経平均株価の終値は前日比75円45銭安の3万3464円17銭で、前年末と比べると28%上昇した。
7月にバブル期以来33年ぶりの株高となった一方で、為替市場は11月に一時1ドル=151円台まで円安ドル高が進むなど、金融市場が大きく動いた1年だった。


日経平均は春以降に上げ足を強めた。
年初に2万5千円台で始まったが、5月には1年8カ月ぶりに3万円台に乗せた。
5~6月の2カ月で4千円超も上昇した。
7月3日には3万3753円と、バブル期の1990年3月以来の高値となった。
年間での最安値は年初の1月4日だった。

為替は11月に1ドル=151円台まで円が売られるなど歴史的な円安ドル高となった。
その後はやや円高方向となり、29日は141円台で動いた。
日本銀行の新総裁に4月、植田和男氏が就き、金利も注目された。
10年物国債で示される長期金利は年初の0.5%前後から10月末には1.0%に接近。
これに連動して決まる固定型の住宅ローン金利も一時上昇した。(東谷晃平)





  12月29日
  日経平均 3万3464.17円(75.45円安)
  TOPIX 2366.39(4.37ポイント高)
  長期金利(新発10年国債) 0.615%(+0.030)
  1ドル= 141.39 - 141.41円(0.59円安)


12月25日 3万3254円  9億5278万株 2兆4958億円
12月26日 3万3305円  10億4887万株 2兆5632億円
12月27日 3万3681円  13億8435万株 3兆5187億円
12月28日 3万3539円  10億9423万株 2兆6966億円
12月29日 3万3464円  12億8510万株 3兆0818億円

株探ニュース 2023.12.30
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今週の【早わかり株式市況】3週続伸、薄商いのなか7月高値更新ならず

今週の相場ポイント
1.日経平均は3週続伸、7月高値は抜けられず
2.海外クリスマス休暇で週前半は様子見ムード
3.クリスマス明け米株高、東京市場も大幅高に
4.米利下げ期待で円高進行、輸出関連株に逆風
5.大納会終値3万3464円、昨年末比3割近い上昇


週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比295円(0.9%)高の3万3464円と、3週連続で上昇した。

今週は年内の取引最終週となり、休暇に入った市場参加者も多く全体的に薄商いの地合いだった。
米早期利下げ期待を背景とした円高が全体相場の重石に。
日経平均は秋以降、何度もトライしてきた7月高値更新をついに果たせず今年の取引を終えた。


週明け25日(月)の東京株式市場は様子見ムード。
前週末の米国株市場はNYダウが反落した一方、ナスダック指数が上昇とまちまちの展開に。
手掛かり難のなか、この日夜の海外主要市場がクリスマス休暇で休場となることもあり積極的な売買は手控えられた。
半導体関連株などが底堅く推移し、日経平均は小幅プラス圏で着地した。

26日(火)も小幅に買い優勢で日経平均は続伸。
引き続き投資家の様子見姿勢が強かった。
欧米株市場が前日休場だったため海外投資家の参戦が限られ、薄商いのなか方向感の見えにくい地合いとなった。

27日(水)はリスク選好の動きが加速。
クリスマス休暇明けの米株市場が上昇したことを受けて安心感が広がり、主力株をはじめ幅広い銘柄に買いが入った。
日経平均は取引時間中に7月高値(3万3753円)を上回る場面があったが、終値では下回った。

28日(木)は反落。
米国での早期利下げ期待に伴う金利低下を背景に為替市場で円高が進行、輸出関連株を中心に利益確定売りが出た。
この日は12月末の配当権利落ち日であり、この影響もあった。

そして大納会の29日(金)も冴えない展開に。
翌日から年末年始の連休に入るとあって買い手控え感が強まった。
一年を振り返ると、今年の相場は東証の低PBR改善要請や米著名投資家ウォーレン・バフェット氏による日本株買いをきっかけに春から夏にかけて急上昇し、33年ぶりの高値圏に躍り出る躍進の年となった。
日経平均の年間の上昇幅は昨年末比7369円(28.2%)高。


来週のポイント
来週は1月4日が大発会で取引は2日間。
23年は日経平均の最高値更新は達成できず、その期待は新年に持ち越されることになった。
大発会の値動きはその実現性を問う最初の試金石となるだろう。


重要イベントとしては、国内では特になし。
海外では、1月3日に発表される米国12月ISM製造業景気指数、4日に発表される中国12月財新サービス業PMIと米国12月ADP雇用統計、5日に発表される米国12月の雇用統計とISM非製造業景気指数に注視が必要だろう。


日々の動き(12月25日~12月29日)
12月25日(月) 小幅続伸、薄商いのなか半導体関連が買われる
        日経平均 33254.03( +84.98) 売買高9億5278万株 売買代金2兆4958億円


12月26日(火) 3日続伸、方向感乏しいなか半導体関連が買われる
        日経平均 33305.85( +51.82) 売買高10億4887万株 売買代金2兆5632億円


12月27日(水) 4日続伸、米株高を受けリスク選好の買い優勢
        日経平均 33681.24( +375.39) 売買高13億8435万株 売買代金3兆5187億円


12月28日(木) 5日ぶり反落、円高進行で利益確定売りが優勢
        日経平均 33539.62( -141.62) 売買高10億9423万株 売買代金2兆6966億円


12月29日(金) 小幅続落、連休を前に積極的な売買は手控え
        日経平均 33464.17( -75.45) 売買高12億8510万株 売買代金3兆0818億円


セクター・トレンド
(1)全33業種中、29業種が値上がり
(2)値上がり率トップは任天堂などその他製品
(3)三菱重など機械、トヨタなど自動車、HOYAなど精密機器といった輸出株が高い
(4)内需株も堅調。大和ハウスなど建設、ソフトバンクG情報通信、楽天グループなどサービスが買われた
(5)SOMPOなど保険、クレセゾンなどその他金融、SBなど証券といった金融株も高い
(6)先週大幅に上昇した郵船など海運は今週下落率トップ


【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(2) 半導体 SOX指数は最高値で上昇基調強まる
2(1) 円高メリット
3(3) 半導体製造装置
4(4) 親子上場
5(6) 生成AI
※カッコは前週の順位

  株探ニュース(minkabu PRESS)



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