2月22日
日経平均 3万9098.68円(836.52円高)
TOPIX 2660.71(33.41ポイント高)
長期金利(新発10年国債) 0.715%(-0.005)
1ドル= 150.12 - 150.14円(0.02円高)
2月19日 3万8470円 15億9574万株 4兆3545億円
2月20日 3万8363円 16億1113万株 4兆4390億円
2月21日 3万8262円 15億3549万株 4兆2861億円
2月22日 3万9098円 17億6948万株 5兆5622億円
■株探ニュース 2024.2.23
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今週の【早わかり株式市況】4週続伸、半導体株買われ34年ぶり最高値を更新
■今週の相場ポイント
1.日経平均は4週続伸、34年ぶり最高値更新
2.週前半は続落歩調、手掛かり材料乏しく
3.エヌビディア好決算、同社株時間外で急伸
4.値がさ半導体株に買い流入、全体活況高に
5.木曜の日経平均836円高、終値3万9000円台
■週間 市場概況
週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比611円(1.6%)高の3万9098円と、4週連続で上昇した。
今週は金曜が祝日のため4日間の立ち合いとなった。
米半導体大手エヌビディアの決算を控え、週前半は買い手控えムードが強まったが、同社の好決算が判明すると一気に上昇。
日経平均はバブル高値を上回り、史上最高値圏に躍り出た。
週明け19日(月)の東京株式市場は小反落。
前週末の米国株市場では事前予想を上回る経済指標の発表を受け、改めて早期利下げ期待が後退。
長期金利上昇を背景に利益確定売りを誘発した。
東京市場もこの流れを受け主力ハイテク株中心に利食い売りが出た。
個別ではMBO報道が出たスノーピーク <7816> [東証P]が物色人気集中で脚光を浴びた。
20日(火)も下落。
前日の米株市場が休場だったことで手掛かり材料に乏しかった。
翌日に米エヌビディアの決算発表を控えているとあって、この内容を見極めたいとの見方から買いが入りにくかった面もある。
21日(水)も軟調展開で日経平均はこれで3日続落となった。
引き続きエヌビディアの決算発表を前にした買い手控えムードが継続。
海運株や商社株などバリュー株の一角は堅調だった。
注目された21日発表のエヌビディア決算は、AI(人工知能)需要の世界的な増加を背景に純利益が前年同期比8.7倍と急拡大。
好決算を受けて同社株は時間外で急伸した。
この流れを引き継ぎ、22日(木)の東京市場は活況高に。
東京エレクトロンをはじめとする値がさの半導体関連株に買いが流入し、全体相場を大きく押し上げた。
日経平均は前日比800円を超える上昇となり、1989年12月末につけた史上最高値(3万8915円)をついに更新。
34年2ヵ月ぶりの高値奪回となった。
終値では3万9000円台に乗せた。
23日(金)は天皇誕生日の祝日で休場。
■来週のポイント
来週は史上最高値を更新した日経平均が目先一服となるか、それとも更なる高みを目指すのか注目される。
市場に過熱感はさほど感じられず、もう一段の上値を指向する可能性もありそうだ。
一旦調整する場合も、下値は限定的だろう。
重要イベントとしては、国内では2月27日朝に発表される1月全国消費者物価指数、3月1日朝に発表される1月完全失業率と1月有効求人倍率が注目される。
海外では、2月26日発表の米国1月新築住宅販売件数、27日に発表される米国2月コンファレンスボード消費者信頼感指数、29日に発表される米国1月の個人所得と個人消費支出、3月1日に発表される中国2月の製造業PMIと非製造業PMIおよび財新製造業PMI、米国2月ISM製造業景気指数に注視が必要だろう。
■日々の動き(2月16日~2月22日)
2月19日(月) 3日ぶり反落、半導体関連株に売りがかさむ
日経平均 38470.38( -16.86) 売買高15億9574万株 売買代金4兆3545億円
2月20日(火) 続落、手掛かり材料難のなか利益確定売りが優勢
日経平均 38363.61( -106.77) 売買高16億1113万株 売買代金4兆4390億円
2月21日(水) 3日続落、半導体関連株などに売りが膨らむ
日経平均 38262.16( -101.45) 売買高15億3549万株 売買代金4兆2861億円
2月22日(木) 急伸、半導体関連が買われ史上最高値を更新
日経平均 39098.68( +836.52) 売買高17億6948万株 売買代金5兆5622億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、27業種が値上がり
(2)上昇率トップは三菱商など卸売
(3)トヨタなど自動車、テルモなど精密機器、三菱重など機械といった輸出株が高い
(4)内需株は大林組など建設、味の素など食料品、菱地所など不動産が買われた
(5)金融株は三菱UFJなど銀行、野村など証券、クレセゾンなどその他金融が高い一方、
MS&ADなど保険は値下がり率トップに売られた
(6)日本製鉄など鉄鋼、フジクラなど非鉄、INPEXなど鉱業といった資源株も堅調
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(1) 半導体 米エヌビディア決算前で思惑錯綜
2(3) 人工知能
3(2) 生成AI
4(6) 宇宙開発 「H3」打ち上げ成功で市場開拓に弾み
5(4) 半導体製造装置
※カッコは前週の順位
株探ニュース(minkabu PRESS)
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