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日経平均、2万8000円を中心に限定的か

2022年11月27日 | 捕らぬ狸の経済


  11月25日
  日経平均 2万8283.03円(100.06円安)
  TOPIX 2018.00(0.80ポイント安)
  長期金利(新発10年国債) 0.250%(+0.005)
  1ドル= 138.78 - 138.81(0.19円高)


11月21日 2万7944円  9億6530万株 2兆4510億円
11月22日 2万8115円  12億0428万株 2兆9232億円
11月24日 2万8383円  13億1110万株 3兆3349億円
11月25日 2万8283円  9億9915万株 2兆3753億円

株探ニュース 2022.11.26
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今週の【早わかり株式市況】2週ぶり反発、リスク選好の流れを維持

今週の相場ポイント

1.日経平均は2週ぶりの上昇、週央に祝日を挟むもリスク選好の地合い続く
2.週前半に終値で2万8000円台回復、その後も頑強に売り物をこなす展開
3.週央発表のFOMC議事要旨はハト派的な内容、日米株式市場は好感
4.週末は3日続伸の後だけに利益確定売り優勢も、下げ幅は限定的なものに
5.主力株見送りムードのなかも中小型株の物色意欲は旺盛で株価も強さ発揮


週間 市場概況

今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比383円(1.37%)高の2万8283円と2週ぶりの上昇となった。

今週は週央に勤労感謝の日の祝日があった関係で4営業日となったが、総じてリスク選好の流れが維持された。
重要イベントとしては米国で米連邦準備理事会(FOMC)議事要旨が開示され、その内容が注目されたが、総じてハト派的な内容で市場センチメントの改善につながった。


週明け21日(月)は模様眺めムードも頑強な値動きとなり、日経平均は小幅反発。
前週末の米国株市場でNYダウは高かったものの、ナスダック総合株価指数が横ばい圏で推移し、東京市場も精彩を欠いた。
後場に入ってからは膠着感が一段と強まり、狭いレンジでのもみ合いが続いた。

22日(火)は広範囲に買い優勢の展開で日経平均は続伸。
終値で2万8000円台を回復した。
先物主導で上げ幅は一時200円を超える場面もあったが、その後は伸び悩んだ。
23日発表予定のFOMC議事要旨(1~2日開催分)を見極めたいとの思惑も買い手控え要因に。

23日(水)は勤労感謝の日に伴い東京市場は休場。
休み明けの24日(木)は、リスク選好の地合いが続き日経平均は3日続伸となった。
FOMC議事要旨では多くのメンバーが「近く利上げペースの鈍化」を支持していることが判明、これが好感され米国株市場ではNYダウ、ナスダック指数ともに連騰し、この流れを東京市場も引き継ぐ格好となった。

しかし、週末25日(金)は目先筋の利益確定の売りに押され反落となった。
前日の米国株市場が感謝祭で休場だったこともあり、方向感を欠き主力株の買いは見送られた。
ただ、中小型株の物色意欲は旺盛で、株価も強い動きを見せるものが多かった。
日経平均も下げ幅は限定的で2万8200円台で着地している。


来週のポイント

来週は米国の重要経済指標発表が目白押しのため、全体指数はそれらを横目に神経質な展開が予想される。
ただ、ここまで底堅い展開が続いており、個別株の物色意欲は引き続き旺盛となるだろう。
経済指標で大きなサプライズが無い限り日経平均2万8000円を大きく下回ることはなさそうだ。


重要イベントとしては、国内では29日朝に発表される10月完全失業率と有効求人倍率、30日朝発表の10月鉱工業生産が注目される。
海外では、29日に発表される米国11月のコンファレンス・ボード消費者信頼感指数、30日に発表される中国11月製造業PMIと米国11月ADP雇用統計、12月1日発表の米国11月のISM製造業景況指数、2日に発表される米国11月雇用統計に注視が必要だろう。


日々の動き(11月21日~11月25日)

11月21日(月) 小反発、手掛かり材料に欠けるなか一進一退
        日経平均 27944.79( +45.02) 売買高9億6530万株 売買代金2兆4510億円


11月22日(火) 続伸、円安進行を追い風に2万8000円台回復
        日経平均 28115.74( +170.95)  売買高12億0428万株 売買代金2兆9231億円


11月24日(木) 3日続伸、欧米株高を受けリスク選好の買い継続
        日経平均 28383.09( +267.35) 売買高13億1110万株 売買代金3兆3349億円


11月25日(金) 4日ぶり反落、朝高も方向感に欠け上値は重い
        日経平均 28283.03( -100.06) 売買高9億9915万株 売買代金2兆3753億円


セクター・トレンド

(1)全33業種が上昇、下落はなし
(2)上昇率トップは郵船など海運、次いで東電HDなど電気・ガスが急伸
(3)三菱UFJなど銀行、東京海上など保険、オリックスなどその他金融といった金融株が大幅高
(4)HOYAなど精密機器、コマツなど機械、トヨタなど自動車といった輸出株が堅調
(5)内需株は積水ハウスなど建設、菱地所など不動産、味の素など食料品が高い
(6)伊藤忠 、丸紅など大手商社株が急反発


【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)

1(2) パワー半導体  半導体関連株の総蜂起でテーマ性再燃
2(1) 半導体
3(3) 半導体製造装置
4(5) 2022年のIPO
5(11) TOPIXコア30
※カッコは前週の順位

  株探ニュース(minkabu PRESS)

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