温泉放浪記

温泉と旅行、酒場とグルメのブログです。料理やラーメン、農業、猫、薔薇の記事もよく書いています。

ウクライナ問題について⑤

2022年03月02日 06時18分00秒 | 歴史
ロシアによる、ウクライナ侵攻。
ほんの10日間ほどの間に、ひどい状況になって来ています。  
ウクライナ大統領が、ここまで徹底抗戦を続けるとはロシアも、NATOもアメリカも思っていなかったに違いありません。

しかし、更に事態は悪い方向へと進んでいます。 軍の侵攻による脅しに屈服しないウクライナに対して、ロシアは全面総攻撃による短期解決を選択する可能性が高くなって来ています。
今までは、参戦をためらっていたNATOとアメリカ軍ですが、年間の軍事費で比較すれば、1/10以下に過ぎないロシアによる、やりたい放題の横暴を、いつまでも見過ごす訳には行かなくなるでしょう。 
ロシアの年間軍事費は、実は日本の自衛隊とさほど変わらないレベルなのです。
戦闘機や戦車の性能についても、西側諸国に比べて旧式なままです。

しかし、多量の核ミサイルを保持するロシアとの戦争を始めてしまえば、過去の歴史から、簡単にロシアが敗北を認める訳もなく、泥沼の第三次世界大戦に突入してしまいます。

ロシアと国境を接する日本にとっても、今までの様に、遠い国での出来事では無くなってしまいます。

日本に駐留している、10万人のアメリカ軍とその家族達は、別に日本を守ってくれている訳ではありません。
太平洋戦争後、日本が再びアメリカに反抗しない様に圧力をかけ続けるためと、中国や北朝鮮、ロシアや、他の紛争地帯との戦争に備えるには、都合の良い場所だからです。

米軍基地のある、沖縄や佐世保、岩国、横須賀などは、真っ先にロシア軍の核ミサイルのターゲットになるでしょう。
その次に攻撃されるのは、原油タンクや発電所です。 船や電車、工場など何もかも止まってしまいます。

日本が再び戦火に包まれる可能性が、次第に近づいて来ているのです。







ウクライナ問題について④

2022年02月25日 12時28分00秒 | 歴史
ロシアによるウクライナ侵攻が、全土制圧まであと僅かです。
結局、NATO軍もアメリカ軍も、ウクライナを守るために参戦することはありませんでした。

なぜ参戦しなかったのかは、過去の歴史の中で、ナポレオンのロシア遠征失敗と、第二次世界大戦時のドイツのロシア侵攻失敗があるからです。

ナポレオンは70万の大軍でロシアに侵攻しましたが、全滅に近い敗退となりました。
フランスまで戻れたのは、僅か2万人ほどでした。

ヒトラーによる、400万人のドイツ軍によるロシア侵攻も、ロシア側に2700万人の死者が出るという、人類史上最大の凄惨な戦いの結果、ロシア軍が勝利し、ドイツの首都ベルリンまでロシア軍が押し寄せ、ドイツ市街地を完全に破壊し尽くしました。

ドイツの首都ベルリンに、赤軍の旗を掲げるロシア兵

日本は日露戦争時、双方合わせて50万人が衝突した奉天大会戦で、ロシアと1ヶ月戦闘が続きましたが、決着がつかず、思いもよらなかった日本海海戦の完全勝利で、講和による停戦となりました。
日本は日露戦争勝利を主張しましたが、散々戦費を浪費しただけで、賠償金も無く、とても勝利とは言えないものでした。
この後、太平洋戦争前のノモンハン事件で、再び日本の関東軍とロシア軍が衝突しましたが、近代化されたロシア軍に日本は大敗してしまいます。

このような過去の歴史から、どこの国も、ロシア軍との戦争だけは絶対に避けておきたい状況になっています。











ウクライナ問題について③

2022年02月23日 05時04分00秒 | 歴史
ロシア軍のウクライナへの侵攻が始まりました。
NATO軍とアメリカ軍の参戦が見込めないウクライナにとっては、単独でロシア軍と戦うか、戦わずして降伏し、ロシア側の条件を飲む選択肢しか残っていません。
どちらにしても、ロシア支配下の属国になってしまうのでしょう。

遠く離れた場所なので、日本には直接の戦争への関わりはありませんが、小麦などの穀物、石油、石炭、天然ガスの主要な生産国であるロシアへの経済制裁が実施された場合、
エネルギーの9割、食糧の6割を輸入に頼っている日本は、国際価格急上昇の悪影響をモロに受けてしまいます。
経済制裁の影響は、ロシアよりも大きいかもしれません。 
あらゆる物価が上昇して、インフレが急速に進んで行くでしょう。
化石燃料に頼りきって、脱炭酸への移行が極度に遅れている日本にとっては、ロシアからの石炭や石油の輸入を止めることなど出来ないので、ウクライナの大統領は見捨てて、経済制裁などはできるだけしたくないと言うのが本音です。

こちらは、農林水産省と経済産業省の自給率のグラフです。









ウクライナ問題について②

2022年02月19日 04時50分00秒 | 歴史
ウクライナへのロシア軍侵攻は、おそらくオリンピックの終わった後の2月21日頃になるのでしょう。
平和の祭典であるオリンピック中に侵攻しては、同盟国である中国のメンツをまる潰しにしてしまうからです。

侵攻が始まれば、NATOとアメリカの軍事協力が得られていない状態のウクライナは、たちまち崩壊するでしょう。
ロシアにとっては、NATO同盟を希望している、現在のウクライナ大統領が戦う事もなく、西側諸国に逃げ出して亡命でもしてくれれば目標達成です。  

ロシア側にとっては、祖国の一部ともいえるウクライナに手を出した、NATO同盟国側の約束違反という大義名分がありますが、NATOやアメリカにとっては、ウクライナの大統領を支持するためだけという大義名分しかありません。 
NATOとアメリカ軍は、20年間にも及んだアフガニスタン戦争に昨年敗北し、タリバンに追われて、首都カブールから航空機で逃げ出す様に撤退したばかりです。

強力な軍隊を保持している、ロシアと直接戦争することは無いでしょう。

日本の岸田総理が、先日、プーチン大統領と電話会談したそうですが、電話を切った後、日本に都合のいい事だけを言う、岸田総理の外交能力の無さに、タメ息をついているに違いありません。










ウクライナ問題について

2022年02月03日 23時20分00秒 | 歴史
ウクライナにロシア軍が侵攻しそうなことから、西側諸国側のNATOやアメリカ軍との戦闘が起こりそうとの報道が出てきています。

日本人にとっては、ウクライナと聞いても、いまいちピンとこない人がほとんどでしょう。

しかし、ロシアにとって、第二次世界大戦時、ウクライナの首都キエフにおいて発生した、キエフの戦いは、ロシアの前身であるソ連と、ドイツ軍双方合わせて100万人以上が衝突した、忘れる事の出来ない場所です。

戦いの結果は、かろうじてドイツ軍の勝利となりましたが、この戦いで戦力を使い果たしたドイツ軍は、この後、ソ連軍にキエフを奪還され、第二次世界大戦に敗北して行く事となります。









このような過去の歴史があるため、ロシアが西側諸国側にウクライナを渡してしまう事などは、到底できない相談です。

北京オリンピックの最中は、同盟国である中国に配慮して、ウクライナに侵攻することはないでしょうが、オリンピックが終わった後は、どうなってしまうのかは分かりません。

アメリカ軍やNATO軍にとっても、9.11テロを契機として始めた、20年にも及んだアフガニスタン紛争に最終的には敗北し、昨年アフガニスタンから、逃げ出す様に軍を撤退したばかりです。 とても新たな戦争を始めたくは無いというのが本音でしょう。

アフガニスタン紛争

9.11反米テロを契機として、アメリカ軍、NATO軍を主体とした連合軍が、アフガニスタンに侵攻した。
当初は、タリバンやアルカイダを壊滅状態に追いやったが、果てしなく徹底抗戦を続けるタリバン軍により連合軍は敗北。
首都カブールを占領され、昨年撤退を完了した。

第二次世界大戦における、ナチスドイツ軍のソ連侵攻作戦。 
人類史上最大の戦闘となった、この作戦の敗北により、ドイツの崩壊は決定的なものになりました。








南海トラフ地震について

2022年01月22日 22時43分00秒 | 歴史
昨日、深夜1時過ぎに携帯の地震アラームが突如鳴りました。
ついに、南海トラフ地震が来たのかと思いましたが、対策ガイドライン基準の、マグニチュード6.8以下の6.6であったため、ほっとしました。

内閣府の南海トラフ地震対応のガイドラインは下記になります。

過去の南海トラフ地震の発生頻度。
100年から150年おき位でしょうか。


前回発生した、昭和南海地震は75年前になります。
終戦直後の、原爆や空襲による甚大な被害の後であったため、それほど取りあげられることはありませんでした。


各地で甚大な被害がありました。





今日の夜は、月の明かりがいつもよりもオレンジ色っぽいです。何かの前触れでしょうか。

娘達に言ったら、これくらいは良くある事で、特別な事でははないそうです。






日本の巨大火山噴火の歴史について

2022年01月17日 08時43分00秒 | 歴史
先日、トンガ沖で巨大火山噴火が起きました。

世界有数の火山国と言われている日本ですが、今回の噴火の際にも、過去の阿蘇山カルデラ噴火と同程度では?との話が出たりしました。

なので、過去の日本の破局噴火の歴史について調べてみました。







日本でも、定期的に破局噴火が繰り返されていて、いったん噴火が起こると、7300年前に縄文文明を滅ぼしたように、壊滅的な被害となります。
一万年以上も続いた縄文文明。
狩猟採取生活をしながら、大きな争いや、身分の上下もなく、のんびりと共同生活を送っていたと考えられています。 一日の労働時間はせいぜい4時間位で、あとは自由時間だったので、みんなが怠け者でいられた、日本人にとって最も平和な時代でありましたが、大噴火の影響で、あっけなく滅びの時を迎えてしまいます。

特別な日のフルコースは、こんな感じだったのでしょうか。
お酒も既にあったようなので、なかなか美味しそうです。
これで一杯やりたいところです。

発生頻度は、7000年〜1万年に一度なので、既に、いつ起きてもおかしくない状況です。
しかし、地球の元々の活動に伴った現象なので、明日起きるのか、3000年後に起きるのかは分かりません。

今何も起きていないのは、たまたま運が良いだけなのかも知れません。









備前国総社宮へ初詣

2022年01月10日 16時18分00秒 | 歴史
備前国総社宮へ初詣に行きました。

大国主命が祭神なので、戦前には昭和天皇が参拝に来られた事もありました。

地元にある、こじんまりとした神社ですが、1000年以上前の平安時代初期創建と伝えられています。
建物は、30年前に放火で全焼してしまったので、建て直された比較的新しいものです。

古代の役人は、当初、備前国内の神社を全て参拝しに回っていましたが、合理化の一環として、全ての神社をひとまとめにした総社宮を作って、総社宮に参拝すれば全部回った事にすることにしました。

そうして出来たのが、備前国総社宮になります。
最近では、地元食材を使ったイベントをやったりもしています。

御朱印も書いて頂きました。

神社の方が、甘酒を振る舞ってくれたりして、なかなかサービスが良いです。

参拝の後は、近所のMacで昼食にしました。


セットメニューの芋の量が、以前より明らかに減っています。
もっと芋を食べたかったです。








憲法改正論の内容について

2022年01月01日 06時57分00秒 | 歴史
岸田首相が、年頭所感として、憲法改正が大きなテーマであると、述べられました。
新年早々、あまりおめでたい話ではありません。

なので、実際にどのように改正しようとしているのか、内容について確認してみました。

要約すると、太平洋戦争の敗戦後、戦勝国側のアメリカやイギリス、中国、ロシアの意向に沿って定められた、まるで負け犬みたいな内容の憲法を改正して、戦争の可能な大日本帝国の復活を図ることにあります。
また、今みたいに、個人やマスコミが政府の方針に対して、自由に反対の意見を言ったすることも制限されます。
戦争反対などと言えば、非国民扱いされた、戦前の時代に逆戻りです。

コロナ対策の緊急事態宣言強化にかこつけて、今の内に国民になるべく悟られないように、しれっと改正するつもりなのでしょう。

主な改正ポイントは下記になりますが、改正後に徴兵制、招集令状の復活などをすることはやめて欲しいです。 
他国を攻撃しても良いということは、攻撃されても文句は言えません。

ごく普通の良い方である天皇を、神様みたいに祀り上げて、国民に有無を言わせず、合法的な殺し合いで物事を解決しようとするのは、先の戦争で止めにしたいところです。

カムカムエブリバディの安子編みたいになるのは、まっぴらごめんです。
自分の父親の実家も、岡山空襲で丸焼けになりました。

(改正ポイント)
天皇を元首とした、神の国に戻す。
日本軍の完全復活と、戦争を可能にする。
日本軍出身者の大臣を可能にする。
基本的人権、個人の自由に対する制限。
基本的人権を定めた、第九七条の削除。
表現の自由の剥奪。自由な発言の制限。
緊急事態宣言として、国家総動員、戒厳令を可能にする。
















近藤勇モデルの日本刀が届きました

2021年12月28日 16時46分00秒 | 歴史
アマゾンで注文していた、日本刀が届きました。
新選組局長の、近藤勇の愛刀、虎徹モデルです。




元々は、百姓の家系でしたが、本物の武士になろうと夢見た近藤勇。 対する、薩長側も下級武士の生まれなら、一生下級武士のままだった世の中に不満を持った若者達でした。
ある意味同じような、エネルギーを持て余した若者達でしたが、自分達の保身だけに熱心な、役立たずの年寄り達を放逐し、やがて日本を大きく変えて行くことになります。

元々家にあった、脇差しと並べてみました。

思っていたよりも、しっかりとした作りで、さやも木製で、刃文もついています。
刀身に潤滑油をうっすらと塗ったら、さやに刀を納めるときにカチンと音がする様になりました。

さっそく、「御用改めである!手向かい致すは容赦なく切り捨てる。」と言いながら、刀を構えます。




真剣と同じ位の重みがあって、ガタもなく、いい感じです。
正月の間、振り回して楽しめそうです。



 




終戦記念日について

2021年08月15日 10時09分00秒 | 歴史
今日は、終戦記念日です。
日本がポツダム宣言を受け入れて、天皇から国民へ敗戦を発表した日(玉音放送)になります。

アメリカ、イギリス、中国、ソ連からのポツダム宣言(日本への降伏要求)は下記内容で、日本が従わなかった場合には、日本を完全に壊滅させるといったものでした。

日本は当初宣言を黙殺していましたが、連合国側からの広島、長崎への原爆投下、ソ連軍の北方領土侵攻などの、日本壊滅作戦が実行され始めたことにより、ポツダム宣言を受諾することとなりました。








これでは、まるで日本が世界征服を企む凶悪な国家であったみたいです。
しかし、実際には朝鮮半島、中国、ベトナムなどの東南アジアに対しての侵略を行ったことは事実としても、当時の国力では、世界征服をすることなどが不可能なことは明らかで、台頭する日本の軍事力を、完全に失わせることが目的だったと思われます。






大雨による豪雨災害について

2021年07月03日 11時54分00秒 | 歴史
毎年の様に、豪雨災害が発生していますが、以前ブログで調べた事があったので再アップします。
当時、ダムや河川の公共事業中止を推進した政治家の方々は、現在どう思っているのでしょうか?








菅総理、韓国大統領にボロ負けされる

2021年05月25日 08時18分00秒 | 歴史
韓国の文大統領がアメリカ訪問をされ、大歓迎を受けられました。
菅総理が訪問された際には、昼メシ食べながらの20分しか、バイデン大統領と会談出来なかったので、はっきり言って日本はボロ負けです。





理由としては、色々考えられますが、文大統領の手土産が4兆円以上の投資だったのに対し、菅総理の手土産が置物だけだった事が主原因だと思われます。
次回訪問する際には、もっと良いものをお土産に持参される事を希望致します。

日本では、アメリカと韓国は非常に仲が悪いとの下記の様な報道が多いですが、相手にされていないのは日本の方だったのでしょうか。



報道機関がまともな判断が出来ず、悪口を言って、相手をおとしめるだけになっていたのだとすれば、日本もお終いが近いです。
なぜならば、努力をしない人間に限って、何もせずに相手の悪口をたれる事に終始するからです。

菅総理アメリカ訪問のブログ
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菅総理アメリカで大歓迎を受ける

2021年04月20日 06時24分00秒 | 歴史
菅総理がアメリカを訪問し、バイデン大統領と日米首脳会談を行なわれました。

歓迎昼食会の様子


ちなみに、以前、中国の習近平さんがアメリカを訪問された時の昼食会がこちらです。


アメリカと日本の同盟関係が強固であることを再認識しました。
最近のニュースにもあるように、日米協力して、国際社会の平和と繁栄のため、日本の要請に応じて中国に圧力をかけることで、一致したことに違いありません。
決して、コロナ対策で忙しいはずなのに、何雑談しに来てんだ?昼メシ食いながらの20分間だけなら会ってやるぜ。などとは思われてはいないはずです。

アメリカ大統領が日本を訪問された時には、ほか弁で歓迎昼食会をされることを希望します。










過去の河川改修事業の中止の歴史について

2020年07月09日 20時12分00秒 | 歴史
ここ何年もの間、毎年大規模な河川の氾濫が各地で発生しています。

今から10年位前の民主党時代に、事業仕分けと称して、税金の無駄遣いや天下りの温床とされた、河川などの改修工事が大幅にカットされました。
当時は、マスコミや世論の後押しもあって、ダムの中止など、無駄遣いの削減をよくやったみたいな感じだったと思います。

また、ダムについても、建設予定地の地元住民にとっては、自宅の立ち退きが必要だったり、故郷の村が湖底に沈んでしまうため、
元々、建設反対の要望が多数寄せられていたりしました。

このため、当時は防災面についての専門的な要否検討はあまり行われず、予算の削減目的や、感情的な判断で、どんどん工事予定の中止や延期が決まって行きました。

河川やダムなどの大規模改修計画は、数十年単位で進めるものなので、一旦中止の判断をしてしまうと、見直しは非常に困難なものにになってしまいます。
ある意味放置されたままになってしまうと言ってもいい状況でしょうか。

しかし、今となっては、専門家の意見に耳を傾けて、将来に向けて改修工事をしておけば良かったような気がしてなりません。











当時の議事録の一部