ロシアによる、ウクライナ侵攻。
ほんの10日間ほどの間に、ひどい状況になって来ています。
ウクライナ大統領が、ここまで徹底抗戦を続けるとはロシアも、NATOもアメリカも思っていなかったに違いありません。
しかし、更に事態は悪い方向へと進んでいます。 軍の侵攻による脅しに屈服しないウクライナに対して、ロシアは全面総攻撃による短期解決を選択する可能性が高くなって来ています。
今までは、参戦をためらっていたNATOとアメリカ軍ですが、年間の軍事費で比較すれば、1/10以下に過ぎないロシアによる、やりたい放題の横暴を、いつまでも見過ごす訳には行かなくなるでしょう。
ロシアの年間軍事費は、実は日本の自衛隊とさほど変わらないレベルなのです。
戦闘機や戦車の性能についても、西側諸国に比べて旧式なままです。
しかし、多量の核ミサイルを保持するロシアとの戦争を始めてしまえば、過去の歴史から、簡単にロシアが敗北を認める訳もなく、泥沼の第三次世界大戦に突入してしまいます。
ロシアと国境を接する日本にとっても、今までの様に、遠い国での出来事では無くなってしまいます。
日本に駐留している、10万人のアメリカ軍とその家族達は、別に日本を守ってくれている訳ではありません。
太平洋戦争後、日本が再びアメリカに反抗しない様に圧力をかけ続けるためと、中国や北朝鮮、ロシアや、他の紛争地帯との戦争に備えるには、都合の良い場所だからです。
米軍基地のある、沖縄や佐世保、岩国、横須賀などは、真っ先にロシア軍の核ミサイルのターゲットになるでしょう。
その次に攻撃されるのは、原油タンクや発電所です。 船や電車、工場など何もかも止まってしまいます。
日本が再び戦火に包まれる可能性が、次第に近づいて来ているのです。