昨夜放送のこの番組をご覧になりましたか?
私は、全てではありませんが、ほぼ見ました。(見逃した方はNHK+で見れそうです)
昨夜の主人公の遠藤正己さんは、確か若い時には営業職。居酒屋をするが、44歳で最愛の妻をなくされ、閉店。その後、精神的に落ち込む。
しかし、子供2人と自分の母親を食べさせるために奮起して職を探すが、パートの仕事しか見つからない。
職を転々としているときに、新聞か何かの広告で「将棋の駒の展示会」があるのを見つけ見に行く。
その展示会で、1組10万円以上もする高級な駒を初めて見る。
そして、そこにいた人に「興味があれば彫刻刀1本で彫れるのでやってみたら」と勧められる。
親の介護などで昼間時間がとれない遠藤さんは、高級な駒を作ることができればと思い、勧めてくれた方に弟子入りする。(実はその方は有名な駒師だった)
遠藤さんは2か月後くらいに彫った駒を師匠に見てもらうと「かなりいい」とほめてもらえた。
そして、他の人が何年もかかる修行を数か月でこなしていく。
なぜ、そういうことができたかというと、それまでに経験した色々な仕事が役に立っているとのこと。
(魚の調理の技術が彫刻刀に活かされたり、釣りの浮きを手作りした漆の技術が将棋の駒の漆塗りに役立ったりとか)
そうこうしているうちに、遠藤さんの駒はかなりの高値で売れるようになり、映画でも採用され、将棋のタイトル戦でも採用されるようになったとのこと。
人生、どこで転機がきて、活かされるかわからない!!
そこまで、あきらめずに、黙々と色々な経験を積んだ遠藤さんは偉い。
でも、最後は集中して熱心に取り組んだ成果だったと思う。
色々と学ぶことが多いいいお話でした。