徒然幸せ日記

作者が日常の生活で見たこと、感じたこと、感動したこと!を書いています。
特に、「幸せ」とは何かについて考えています。

御詠歌

2009-06-27 21:19:10 | 日記・エッセイ・コラム

約2週間前に、伯母がなくなりました。お通夜、告別式、初七日とここらへんでは、3日続けて、西国33番の御詠歌を詠って、亡くなった人を弔います。一体、どこからどこまでこのような風習があるのでしょうか?

御詠歌の本を買わなくても、こそっと見れるように、書いておきたいと思います。

御詠歌一覧                

札番 寺院名称 御詠歌
01 青岸渡寺 補陀洛(ふだらく)や岸うつ波は三熊野(みくまの)の那智のお山にひびく滝津瀬
02 紀三井寺 ふるさとをはるばるここに紀三井寺花の都も近くなるらん
03 粉河寺 父母(ちちはは)の恵みも深き粉河寺ほとけの誓いたのもしの身や
04 施福寺 深山路(みやまじ)や檜原(ひばら)松原わけゆけば槇尾寺(まきのおでら)に駒ぞいさめる
05 葛井寺 まいるより頼みをかくる葛井寺花のうてなに紫の雲
06 壺阪寺 岩をたて水をたたえて壷阪の庭のいさごも浄土なるらん
07 岡寺 けさ見ればつゆ岡寺の庭の苔さながら瑠璃(るり)の光なりけり
08 長谷寺 いくたびも参る心ははつせ寺山もちかいも深き谷川
09 興福寺 南円堂 春の日は南円堂にかがやきて三笠の山に晴るるうす雲
10 三室戸寺 夜もすがら月を三室戸わけゆけば宇治の川瀬に立つは白波
11 上醍醐寺 逆縁ももらさで救う願(がん)なれば准胝堂はたのもしきかな
12 岩間寺 みなかみはいずくなるらん岩間寺岸うつ波は松風の音
13 石山寺 後の世を願うこころはかろくともほとけの誓いおもき石山
14 三井寺 いで入るや波間の月を三井寺の鐘のひびきにあくるみずうみ
15 今熊野観音寺 昔より立つとも知らぬ今熊野ほとけの誓いあらたなりけり
16 清水寺(京都) 松風の音羽の滝の清水をむすぶ心は涼しかるらん
17 六波羅蜜寺 重くとも五つの罪はよもあらじ六波羅堂へ参る身なれば
18 頂法寺(六角堂) わが思う心のうちは六(むつ)つの角ただ円(まろ)かれと祈るなりけり
19 行願寺(革堂) 花を見ていまは望みも革堂の庭の千草も盛りなるらん
20 善峯寺 野おもすぎ山路に向かう雨の空善峯よりも晴るる夕立
21 穴太寺 かかる世に生まれあう身のあな憂(う)やと思わで頼め十声(とこえ)一声
22 総持寺 おしなべて老いも若きも総持寺のほとけの誓い頼まぬはなし
23 勝尾寺 重くとも罪には法(のり)の勝尾寺(かちおでら)ほとけを頼む身こそやすけれ
24 中山寺 野をもすぎ里をもゆきて中山の寺へ参るは後(のち)の世のため
25 清水寺(播州) あはれみや普き門の品々に(あまねきかどのしなじな)なにをかなみのここに清水
26 一乗寺 春は花夏は橘秋は菊いつも妙なる法の崋山
27 圓教寺 はるばるとのぼれば書写の山おろし松のひびきも御法(みのり)なるらん
28 成相寺 波の音松のひびきも成相の風ふきわたす天の橋立
29 松尾寺 そのかみは幾世(いくよ)経ぬらん便りをば千歳もここに松の尾の寺
30 宝厳寺 月も日も波間に浮かぶ竹生島船に宝を積むここちして
31 長命寺 八千年(やちとせ)や柳に長き命寺(いのちでら)運ぶ歩みのかざしなるらん
32 観音正寺 あなとうと導きたまえ観音寺遠き国より運ぶ歩みを
33 華厳寺 よろずよの願いをここに納めおく水は苔よりいづる谷汲

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