先週の金曜日に放送されていたNHKの「チコちゃんに叱られる」では、タイトルのような説明がなされていた。
詳しく言うと、明治8年頃までの日本では今の二倍を表現するのに倍(もしくは一倍)という言葉を使っていたらしい。
つまり、倍=2倍を意味し、今の一倍に相当する言葉に層倍という言葉もあったようだ。
それが、明治になり西洋文化の影響で明治8年12月4日の太政官布告により、2倍は二倍と表現するようになったらしい。
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でも、今でも半沢直樹でも使っているように「倍返しだ!」というと、二倍程度を表現するのに用いられている例もあるし、「人一倍」といっても、普通の人より相当頑張っているとはいえ、二倍とまではいかないと思う。だから、「人一倍」は「人二倍」とまで言わないと思うのである。
番組では、明治になってから、「討論」、「自由」、「経済」、「愛」など今我々が普通に使っている言葉を福沢諭吉らが考案したとのことで驚いた。
それなのに、今やスピーチ、リバティ、エコノミー、ラブなど外国語で逆にあふれかえっている。
翻訳できる言葉がある時は、日本人としてなるべく漢字を使いたいと思う。