海援隊 母に捧げるバラード (YouTubeでご覧ください。共有させてもらっています)
昨日は母の日だった。夜BSを見ていると廣瀬智美さんが司会をされている番組のゲストに武田鉄矢さんが登場して、この曲を歌ってくれたのだが、
この動画でも紹介されているように、武田鉄矢さんがこの曲でブレークした(1973年)後、歌で行き詰って帰郷した折、母に相談すると酒で祝杯をあげて貧乏神を追い払ってくれたそうである。
昨日の番組ではそのことを「予祝」というと武田さんが紹介されていた。
ネットで調べると、「未来の姿を先に喜び、祝ってしまうことで現実を引き寄せること」だそうで、農耕儀礼としては昔から行われているらしい。
武田さんはその後、すぐに映画「幸福の黄色いハンカチ」(1977年)のオファーを受けて、最優秀助演男優賞を受賞したらしい。
人生うまくいかないときは、逆手にとって祝杯をあげるのもいいのかも?
さて、この曲であるが、歌というにはメロディー部分が非常に短い。
ラップというのでもなく、リズムもないセリフがほとんどである。
それでいて、とても味わい深い、いい曲である。
それは、そこに描かれている母と子の情愛が滲み出ているからだと思う。
なお、「思えば遠くへ来たもんだ」や「贈る言葉」は先に紹介した映画の後のヒット曲である。