先日お参りした京都市左京区にある貴船(きふね)神社
この神社は、その地形からして鴨川の水源にあり、古来より「水の神様」を祀られている。
昨今話題になっている、アフガニスタンでお亡くなりになった中村哲氏が言うように、「命の水」を祀っているのである。
そのため、古来、日照りの時には雨を降らせるようにお祈りをしてきたようだ。
何度も言うが、「水」は尊い。
動物が単に飲むだけでなく、植物の成長に欠かせない。
農業国であった日本の稲作を支えてきた。
それだけでなく、水は物を洗って清らかにする。
その流れで物流に貢献する。
姿、形を変えて、氷や蒸気としても役立っている。
でも、水害のような害をもたらすこともある。
それは本当に清濁併せのむ器量を持っている。
地名は「きぶね」と濁るのに、神社名が「きふね」と濁らないのは「清らかな水」でありたいという気持ちからのようだ。
「水」へ改めて感謝したい。
(余談)
1 「貴船」という漢字だが、神社が発行しているパンフレットに「氣生根」という字があった。
確かに、この鞍馬山一帯には、「氣」を育む土壌があるように思われます。
2 この神社は、「水の神様」以外に縁結びの神様もお祀りしているので、良縁を求めている方はご利益があると思います。(和泉式部が復縁できたということです)