今日、夕方いつものように近くを散歩した。
一人で、少しゆっくりめに、しかし、少し力強く、腕を大きく振り散歩した。
田舎の車が1台通れる程度の、舗装された道だが、道の片側は山、もう片側はたんぼで、道端は、草が少し伸びている。
せみの声を聞きながら、どんぐりの木のそばを通るときには、甘酸っぱい蜜の匂いがした。時折、すこし心地よい風がふきぬける。
ああ、肩で風をきる感じなんて久しぶりだな。なで肩の僕には、大学の時以来のような気もする。大股で、闊歩していた昔がなつかしい。
気合いをこめて、背筋をのばして、腰から前へ、前へ。
肩で風をきったと思ったのは、実は風に肩をきられてだけだったかな?